1940年1月、栗田書店から刊行された十時延子の詩集。装幀は小南香堂。
目次
序 河井酔茗
序 河井酔茗
・水に棲む
・紅絹
- 紅絹
- 朝
- 圓光
- 屋根の雀よ
- 小さな部屋
- 冬霞
- 壁
- 庭で
- 貝がら
- 思ひ出
- 五月
- 鮒
- 朝と妹
- 家が揺れる
- 薄暮
- 金の月
- 鶯
- 北向きの小部屋に
- 春風に
- 隣室の朝
- 失明
- 馬を送る
- 軍服
- 煙の影
- 春
- 四ツ辻
- 小さな橋
- 瑠璃色の灯
- 北風
- 素足
- 小さなカナリヤの話
・蜥蜴
- 蜥蜴
- 紫たんぽぽ
- 残りの花
- 猫
- 九月
- 雨
- 蛾
- 小鳥のむくろ
- 黄いろい花
- 立秋の日暮に
- 磧
- 千鳥を呼ぶ
- 紫の閃き
- 球根
- 春日
- たびらこ
- 待宵草
- 驟雨
- ゆり・ゆり
・柳河行