2010年10月、海鳥社から刊行された一丸章(1920~2002)の詩集。編集は龍秀美(1948~)。一丸は福岡市新柳町
で生まれ。龍は佐賀県生まれの台湾人。1974年に日本に帰化。
目次
・詩集 天鼓
・詩集 呪いの木
- 呪いの木Ⅰ
- 切る
- 呪いの木
- 深夜の電話
- 七月譚
- 晩夏の流刑
- 闇の舞台
- 冬の法廷
- 呪いの木Ⅱ
- 漏刻台伝説
- わが町・シャルルヴィゴールゴーラ(阿鼻叫喚の町)
- 石人幻想
- 銀泥譚1
- 銀泥譚2
- 四月譚
- 宿命
・未完詩篇
Ⅰ[一九四三―五一年]
- 静歌――ある夜の (矢山哲治に)
- 木葉集
- 美しい午後抄
- 鳩
- 美しい午後
- 驟雨
- 俤(おもかげ)
- 夜に……
- 夜光時計
- 諺言(たわごと)
- 体温
- 星月夜[1]
- 幻夜――祈禱篇
- 薔薇
- 玻璩の貝殻――渚の夢
- 焼絵の夏抄
- 焼絵の夏
- 筐底詩篇から
- 有情(うじよう)歌
- 春の蝶
- 山巓抒情·
- 恢復期
- 蛍
- 松
- 祈禱
- 春昼(しゅんちゅう)
- 初秋
- 春宵
- 星月夜[2]
- 晩春[1]
- 五月
- 初夏
- 菜種月夜.
- 雪明り
- 万華鏡
- 銀の寝台·
- 晩夏[1]
- 晩夏[2]
- 七月[1]
- 舞扇
- 暮春
- 冬
- 夜景
- 音楽
- 残照
- 盛夏[2]
- 晩夏[2]
- 落日
- 冬の蛾
Ⅱ[一九五二—六五年]
- 旅愁――朗読のために
- 曇天
- 弟へ
- 不眠のうた
- 炎天
- 微笑と鉄塔
- 聖夜
- 魚市場にて
- テレビ塔から落ちて死んだのは
- 声――女山(ぞやま)古墳にて
- 晩秋
- 競艇場にて
- 六月
- 葡萄の季節
- 死の町
- 岬歌
- 雄牛とテレビ塔
- 老婆
- 夜の鼓
- 沼の素描
- 秋日
- 早春
- 幽母亜艦隊始末記
Ⅲ[一九六七―七八年]
- 撫でる
- 夜の鋼索(ロープ)
- 深夜の日時計
- 新春短唱
- 奇蹟
- 銀泥譚 [3].
- 秋の刃
- 景清
- 七月[2]
- 夜の声
- 火炎形土器
- 石人幻想 [2]
- 銀泥譚[4]
- 銀泥譚[5]
- 冬の刃
- 雪の夜
- 浴場譚
- 菊花譚
Ⅳ[一九七九―九三年]
- 恋の浦奇譚
- 生(いき)の松原――わが復活・
- 夜の歌
- 晩秋 [2]
- 沼[1]
- 醒が井――わが古典的コラージュ
- 沼[2]
- 男
- 海浜譚
- 祈禱歌
- 神話
- イルカの唄
- 七月[3]
- ひねくれ男の年賀
- 朝
- 新春・わが宇宙論(コスモロジー)
- 鳴呼 サソリ族
- 天津をとめ
- 新春お道化(どけ)うた
- 夏の紋章
- 鶏(う)の小崎(こざき)
- みのへのみちゆきこんだんぱなし
- 美濃道行魂胆咄(みのへのみちゆきこんたんばなし)
- 恋法師 一休
- 岬歌(みさきうた)異聞
- 夢の手風琴
- 外輪船異聞
- 砂漠の暴走族
- 初夢
- 夏信
- ・詩論・随筆
- 近代詩入門
- カロッサ頌
- 虚無の情熱 大手拓次小論
- 室町の象徴詩人「正徹」
- 現代詩の話
- 私立翠糸学校
- 歎異鈔のリズム 矢山哲治の手紙をめぐって
- 伊勢物語私記
- 安西均覚書
- 正徹の歌一首
- 槿花通信
- いまも「白鳥」は飛んでいる 丸山豊の美学に関しての私小説風なノート
初出一覧
一丸章略年譜
解説 龍秀美
編集を終えて