2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
1977年5月、青娥書房から刊行された結城信一(1916~1984)の自選短編集。装幀、装画は風間完(1919~2003)。第6回平林たい子文学賞候補作。 目次 花のふる日 明滅 夜の梅 白い落葉 椎林 束の間の幻影 文化祭 山手檸(ぶな) あとがき NDLで検索Amazonで検…
1993年7月、思潮社から刊行された岩成達也(1933~)の詩集。フレベウリイ・シリーズの第2弾。 目次 街の案内(i) ペンジャミンもどきの唄 皿を洗う男達 夜を想う男達 ノブを廻す男達 羊を数える男達 驟雨(シャワー)を待つ男達 他の街の話に興じる男達 異…
1979年7月、六興出版から刊行された結城信一(1916~1984)のエッセイ集。カバー、表紙画は岡鹿之助(1898~1978)。 目次 I 永井荷風 偏奇館焼亡 『濹東綺譚』前後 荷風の手紙一つ 室生犀星 室生さんの死 室生犀星への旅 『かげろふの日記遺文』について …
1969年、海の会から刊行された岡田兆功(1931~)の詩集。表紙はマスケジーニのブロンズ〈リズム〉より。 目次 阿、眸 嬉戯 乾盃 うた ゔぇにゅす にんふ 汀にて 日に 眠りのまえに 開花期 わかれ NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する
1981年8月、學藝書林から刊行された笠原三津子の詩集。 目次 視線 縄文 海 発見 蛤の化石 貝塚 骨 石斧 火焔土器 灰 祀 祈 執 頌 証 つないでください 打たれるこころ 哭 塀をのぼる蛇 らくだ 天山祭 白い道 土の中から 貝がら しゃくやく 原初の愛 NDLで検…
1976年7月、書肆季節社から刊行された衣更着信(1920~2004)の第2詩集。装幀は政田岑生(1936~1994)。 わたしは詩集を出すのが大変おそくて、「衣更着信詩集」(思潮社)は昭和四十三年であった。この「庚申その他の詩」は、それに続く二冊目である。 本…
1958年1月、風流豆本の会から刊行された十和田操(1900~1978)の随筆集。 目次 小説の裁ち屑 夏の今来る 鬼貢素描 卒都婆蕪村 後に申す 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1980年2月、河出書房新社から刊行された結城信一(1916~1984)の長編小説。口絵素描は舟越保武(1912~2002)、函装幀は齋藤和雄。第12回日本文学大賞受賞作。第6回川端康成文学賞候補作。 目次 空の細道 梢 去年のこほろぎ 露のひろば 丁り 星月夜 去年の…
1973年3月、青土社から刊行された田村隆一(1923~1998)の第5詩集。装幀は池田満寿夫(1934~1997)。 目次 村の暗黒 不定形の猫 緑色の顔の男 おそらく偉大な詩は ある詩人の肖像 モナッシュ大学日本語科に留学する日向君に 大陸横断列車内のわが性的経験 …
1981年7月、新潮社から刊行された結城信一(1916~1984)の短編集。装幀は難波淳郎(1926~1993)。第35回毎日出版文化賞候補作。 目次 炎のほとり 炎のなごり 石榴抄 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1989年10月、思潮社から刊行された岩成達也(1933~)の詩集。第20回高見順賞受賞作品。 目次 第一の唄 あるいは フレベヴリイ・ヒツポポウタムスの朝の唄 第二の唄 あるいは フレベヴリイ・ヒツポポウタムスとジャムの唄 第三の唄 あるいは フレベヴリイ・…
1983年10月、新潮社から刊行された結城信一(1916~1984)の中編小説。装画は山下清澄(1941~)。 本書は、昭和五十八年五月号の「新潮」に発表した「不吉な港」に、あらたに十五枚ほどを加筆したものである。 数年来の念願であったこの小説は、謂はば第二…
1940年11月、生活社から刊行された春山行夫(1902~1994)の満州紀行文集。 目次 東京―奉天 旅行記 政治の問題 文化の問題 文明の問題 準備 下關―玄海灘 釜山 京城―安東 穀倉地帶 新京(1) 新京の文化 關東軍と國務院 拓殖計畫 協和會 三不管 第二のアメリ…
1974年5月、不動工房から刊行された浅野晃(1901~1990)の詩集。私家版。 目次 帰ってきた死者 他界においての対話 傍観者の歌 こよひおんみは中天にあり むかしジャワの音楽は この地は曽て楽園の名で あはれここはアーベントランド ある日ベンガルの海へ …
2001年6月、書肆山田から刊行された高柳誠(1950~)の第13詩集。装画は三嶋典東(1948~2012)、装幀は亜令。 目次 熱風 落書 兄 ロープ 垂直の眠り 父の木化 夕焼けのカラス 純白のヤモリ ツル男 満月の罠 医師 砂嵐 語り部 NDLで検索するAmazonで検索する
1993年4月、青弓社から刊行された岩田ななつ(1964~)による加藤みどり(1888~1922)の評伝。装幀は本山吉晴。 目次 第一章 朝鳥との出会い 第二章 「青鞜」発刊と新しい女たち 第三章 新劇の波起こる 第四章 「呪い」の連載と夏樹の死 第五章 社会へ向か…
2002年6月、書肆山田から刊行された入沢康夫(1931~)の第24詩集。装幀は亜令。第10回萩原朔太郎賞受賞作品。 目次 旅するわたし その塔にまつはる流言 邪淫戒 河、その中州で 展墓 毛羽立つ野づらで イキャ サチナ 森を行けば…… 燃焼 戯け唄 遐い宴楽 NDL…
2009年7月、思潮社から刊行された岩成達也(1933~)の詩論集。 目次 はじめにⅠ第一要請 詩(論)を求めてⅡ二つの要請の間(i)――四つの小論 1.些事の往来――マラルメ 2.感受のつまずき――尾形亀之助 3.ある存在証明――伊藤聚 4.汝に向けて――江代充 Ⅲ.…
1999年10月、ふらぬーる社から刊行された松本邦吉(1949~)の第7詩集。 目次 家族画 祈り 掟 父 母 神話 誤解 荒磯にて 佳き日 嵐のあと 誕生 日常 他人の言語 日常 家族は愛のモデルになりうるか? 鳥と貨幣 真夏の出来事 室内楽 Mémento-Mori 感傷 リスボ…
2000年7月、書肆山田から刊行された江代充(1952~)の第5詩集。装幀は亜令。第8回萩原朔太郎賞受賞作。 目次 梢にて 庭 梢にて(おもてには…) 庭(路上から…) 草かげの講座 御者 めぐる対話 異なる数の歌 その段の近くで 希望表記 溝と二人で 午後の光 道…
1993年4月、書肆山田から刊行された志村正雄(1929~)の第1詩集。装幀は青山杳。 目次 ふるさとから/へ 漂泊 記憶 ワレモコウ なが故園 小樽歳事記 ふたつの肖像画 幼年時代の左吉の自画像 過ぎし春のうた セロの女のうた 青森 新年試作 聖者頌 バタフライ…
1986年11月、書肆山田から刊行された生野幸吉(1924~1991)の詩集。 目次 浸禮1 主語がはてしなく… さみだれ こんななんでもないことが かど 彼 おれたちあおめえが… 石炭紀 シネ クワ ノン ゆめのなかの四歳の子に 概況 いなづま その天体はガラスで 極の…
1997年10月、思潮社から刊行された平田俊子(1955~)の第5詩集。挿画・装幀は毛利一枝。第39回晩翠賞受賞作品。 目次 Ⅰ あいさつは大事 楽しいわが家 住人の苦情 変 ひ・と・び・と いなくなったあとも猫はいていくつも疑問を投げかける 音信不通 あくる日 …
2006年7月、思潮社から刊行された池井昌樹(1953~)の第14詩集。扉カットは小池昌代(1959~)。第22回詩歌文学館賞。 詩は詩にしか解き明かせない尽きせぬ謎。そして飽くまでも己のためにのみ書かれるもの。いさましい野心や戦略からはおよそかけはなれた…
1976年1月、あんかるわ叢書刊行会から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の詩集。「あんかるわ叢書4」。 目次 《六月のオブセッション》 詩にむかうための試み 六月のオブセッション 黒・それはめざめのときのぼくの名 詩篇 一九六〇~一九六三 暗半球 死海…
1964年1月、組合書店から刊行された矢橋丈吉(1904~1964)の自伝詩。著者自装。 目次 第一部 石狩の屯田へ 渭ノ津分教場 遁走の東京 叛逆への道 マヴオ(I) マヴオ(II) 頭脳労働と肉体労働と 十年間(I) 十年間(II) 十年間(III) かれらとかれら 初…
1966年8月と1968年5月に、新日本出版社から刊行された江口渙(1887~1975)によるプロレタリア文学運動記。上下巻。題字は著者、装幀はまつやまふみお。 目次 一 書きだしの言葉 二 日本フェビアン協会のこと 三 芥川龍之介はなぜ自殺したか 四 マルクス・レ…
1979年四月、書肆山田から刊行された小川国夫(1927~2008)の長篇詩。 NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する
2003年9月、編集工房ノアから刊行された桃谷容子(1947~2002)の遺稿詩集。装幀は森本良成。(日本現代詩人会の「現代詩人賞」「先達詩人」は桃谷の遺産の一部で運用されている) 大学時代、ギリシャ悲劇が好きだった。とりわけ苛酷な運命に抗って、果敢に…
2005年4月、七月堂から刊行された岩切正一郎(1959~)の第3詩集。 目次 道 陣 小さな幸福 ある日のメモ 桜貝 ことば 紐 角地 ある映画から 光の花冠への、息の 蛹の夜 エディフィスのレッスン 苔・固着・雨 ふたりのミシェル ある映画から(2) 散歩道 夏…