2020-08-02から1日間の記事一覧

めし屋のみ屋のある風景 暮尾淳詩集

1978年6月、青蛾書房から刊行された暮尾淳(1939~)の第1詩集。装画は馬場章。 一九七三年以降の、ぽっぽっと書いてきた二十一篇をあつめて詩集にしました。ほとんどが『コスモス』や『プラタナス』に発表したものですが、今回手を入れたものもあり、それら…

冬の旅・その他の旅 郷原宏詩集

1984年5月、紫陽社から刊行された郷原宏(1942~)の第5詩集。装幀は芦澤泰偉。 本書は『執行猶予』『カナンまで』『風の距離』『探偵』につづく、私の五冊目の詩集である。ここには前詩集刊行後四年半ほどのあいだに、さまざまな理由でさまざまな場所に書い…

カリスマのカシの木 富岡多恵子詩集

1959年9月、飯塚書店から刊行された富岡多恵子(1935~)の第2詩集。装幀は池田満寿夫。 富岡がH賞をもらったとき、その祝賀講演会でぼくは彼女の紹介をやらされた。そのとき、ぼくは彼女と始めて会ったのが前日の事件であること、そしてそのときの彼女とぼ…

返禮 富岡多恵子詩集

1957年10月、山河出版社から刊行された富岡多恵子(1935~)の第1詩集。第8回H氏賞受賞作品。 富岡多惠子さんに、はじめてあったとき、きみの好きな詩人はだれときくと、彼女はたちどころにローレンスですとこたえた。ちょうどチャタレイ問題がやかましかっ…