1988年12月、書肆山田から刊行された入沢康夫(1931~)の第16詩集。装幀は青山香。
目次
序
Ⅰ「賤しい血」およびその三つの変奏
- 賤しい血
- 悪胤
- 蛇の血脈
- NDAの汀で
Ⅱ歌――耐へる夜の
- 理不尽な出発
- J・Nの頭文字を持つてゐた人に
- 賠償権
- 一月の詩
- 年賀の道化
- 古い冬の夜話
- 小正月の海景
- いやはての舟旅の思ひ出
- 神話
- 歌――耐へる夜の九章
- 妻とふたり
- LES BAKHEMMONS
- 「ブラキストン氏の船」の難破
- 見に来るがいい、幻怪の天空に
- 冥界の会話
- 贋のすとらだむす
- 鳥髪の東の谷
- 海浜の鶏舎
- 風岸警策歌
書評
入沢康夫と「誤読」(メモ41)詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)