日本未来派詩集 1959年版

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 1959年5月、近藤書店から刊行された日本未来派のアンソロジー詩集。編集代表者は上林猷夫と土橋治重。装幀は勝呂忠。


目次

  • 小野十三郎 リンゴの血 このはずくの目の中 夏山
  • 小池亮夫 蝶よ花よ
  • 倉地宏光 一枚の手
  • 安藤一郎 旅人 青い幽霊
  • 山内龍 夜の起請
  • 港野喜代子 銀婚式
  • 土橋治重 山吹異聞 梅の花異聞
  • 越智一美 枯葉がくるう
  • 南川周三 水排けの悪い下水道
  • 阿部富美子 透明な馬 あの窓の中では?
  • 島崎曙海 山と人と海と
  • 上田静栄 しんぞうの話
  • 古川清彦 山の寓話 山中奇談
  • 菊地啓二 アダム氏の手術
  • 真辺博章 地獄の門 1獅子の歌 2巨鳥の歌
  • 林金太郎 冬の町
  • 谷村博武 夜明け前の散文詩 道路の詩
  • 武村志保 湖 小指のない手袋を贈ろう
  • 鈴木正和 流れ
  • 佐藤総右 冬の旅 冬の旅
  • 池崇一 別れのソネツト
  • 清水忠俊 些細な事件
  • 内山登美子 迷路 二月の何かが
  • 高橋新吉 無為 雀 雨はスパナ
  • 岩瀬正雄 造形の骨
  • 堀場清子 その空が
  • 戸田正敏 海底の雪 狸の話
  • 堀滋美 そこであなたは働いている
  • 寺門仁 土三題 土 沈丁花 犬 魚
  • 高見順 詩いくつか シヨウ・ウインドウ 部屋に鍵をかけて みんな山へ 心の底を
  • 小山銀子 砂利道を歩く
  • 植村諦 ポンプ
  • 平田文也 呼び名
  • 筧槇二 赤いスカート K氏の子守唄
  • 今官一 露西亜の絵本 ⅠNina Pastrovna(老いたる少女)ⅡIgor Brandemski(亡命貴族の料理人)
  • 手塚久子 道
  • 鈴樹昌 天体について
  • 寺島栄一 太陽が見えなくなつた広場 道そして花びら
  • 山田直 落し物 帰郷
  • 猪野睦 塩の街
  • 平木二六 火山 不眠或は眼球の散歩 松の内 年輪
  • 大滝清雄 水と火の谷間より おんなの海
  • 市川君江 紙風船 二月のこころ
  • 鷲巣繁男 ダニエル・ワシリスキーの書 夜の樹と旅人の歌 ユダ・イスカリオテの祈り(1)
  • 安西冬衛 エグローグ侯百年祭 臼砲脱臼
  • 永瀬清子 小さな星の上に(私の宇宙一) とぶ翼(私の宇宙二)
  • 天野美津子 境界 雑草
  • 長谷川吉雄 墓碑銘に寄せる唄 終り
  • 馬場邦夫 真紅の鉄塔と暗い都市のあいだで
  • 田豊清 今日 四ツ角
  • 高橋小夜子 愛 なもない二人 ふかい夜 
  • 長沢弘泰 己または現在について
  • 山本進 エデンの外で
  • 立仙史子 歪んだ街
  • 長尾和男 カスミ網の名手 鳥をくう少年 粘つこい漁網
  • 伊東廉 翳る雪
  • 高島菊子 たとえ・もし 黄いろい花
  • 内田義廣 水辺慕情 夜の鳥舞う 堤防を行く時
  • 高田敏子 花の香 飾り鳥
  • 栖木了 レモンの断面 メス
  • 川西健介 誕生
  • 木村嘉長 不機嫌な美学
  • 柏木よしお 壁画
  • 坂井一郎 奇妙な手
  • 緒方昇 神 動く
  • 井上馨治 幻花行
  • 井手文雄 詩碑 春の嵐 少年
  • 大前博 掌 心をかしてくれたまえ
  • 坂本明子 途上のうた
  • 佐川英三 雑草 影
  • 吉沢恭一郎 森
  • 返田満 らつぱ
  • 赤石信久 Mimiのこと
  • 奥保 島 石の道
  • 八森虎太郎 聖家族 寒雀
  • 田村昌由 武蔵野国分寺頌歌(一)(二)
  • 上林猷夫 見しらぬ愛
  • 真壁仁 冬の鹿

展望 日本未来派の詩人 上林猷夫
執筆者略歴

あとがき


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