1994年10月、南風社から刊行された木野工(1920~2008)のエッセイ集。装幀は橋谷五郎。
目次
風を見る人 伊集院静
Ⅰ世事風信
- 東京バンビ物語
- 森田たまを送る会
- スター
- 総括・三島由紀夫の死
- 『盗』三題
- 『失神の告白』
- 五億円の記念式典
- 南里文雄を聴く
- ゴミ戦争
- 新宿・風月堂
- 悪夢
- コイン
- エマニエル夫人
- 選挙渋滞
- 傷あと、すでに
- 観光バス
- 証人喚問、テレビ外伝
- 東京のオンナ
- その日、終日TV前
- 坂田志保忌
- 郵便小事
- 代々木ラッシュ
- 私の八月十五日
Ⅱ花鳥風信
- 門松
- 夏祭り
- 槐とアカシア
- 菖蒲あやめ、 しょうぶ
- 夾竹桃
- 裸木の季節
- 春の七草
- オナガの奇襲
- 東京の雪
- 晴れ着雑感
- 都心の清流
- 落ちモミジ
- 年賀状
- 春待つ樹々
- もちつき
- 夜明けの鳥たち
- 春
- 陸橋の上の植物群
- 時不知若葉
- 新春小感
- 東京のコブシ
- 樹木の名札
- 街の野鳥
Ⅲ銀座風信
- 暗合語
- 再び東京のタクシー
- 銀座のツバメ
- 新型興行
- 銀座のヤナギ
- 創業百年
- 素頓狂
- 三原橋の火事
- 資生堂パーラー
- お手相拝見
- 露店
- 大銀座祭
- 呼び売り
- ロジェ・ガレ
- ストの朝
- 銀座の本屋
- 春芝居
- さらば飛行館
- 『おそめ』消えるか
- 灰皿
あとがき