1967年9月、ルック社から刊行された森藤子(1919~2012)による与謝野晶子(1878~1942)の評伝。題字は沖六鵬。著者は与謝野晶子の六女。
目次
一 序章
二 ふるさと
- 幼などち
- するがや
- 生いたち
三 少女のころ
- 蕾の日
- 小豆の香
- 蔵ごもり
四 帳場格子のなか
- 嫁ぐ姉
- 炬火おくり
- 母病みて
- 兄ありき
五 二十の日
- 夢みる人
- 雲うごく
六 笹小舟
- 鳳小舟
- 僧家の人
- 白き花々
- よき友
七 めぐりあい
- 師きたる
- 二つの花
- もの思い
八 この三人
- 風流男
- 京の秋
九 みだれ髪
十 焰の翅
- 春くれぬ
- 百三十里
十一 妻の座
- 兄いもうと
- 新妻
十二 たらちね
- 蚊帳の音
- 御棺遠く
十三 黄金向日葵
- かがやく花
- 君死に給ふことなかれ
十四 詩人の妻
- 母の死
- ふたなさけ
- 星おちぬ
十五 明るみへ
- 蟻追う人
- 雲はれて
- はばたき
- 十六 母のこと
- はじめに
- あれから
- 桐の木のある家
- 武蔵野に