2017年6月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第8詩集。第48回高見順賞受賞作品。
目次
序
・この岩を記念して
- 推移
- 例示
- この岩を記念して
- 芝の上
- 単音のよろこび
- 青葉
・みづみづしく湧くもの
- あかるい陰で
- 移住
- 素朴な板
- 真緑の言葉
- すでにある機会
- みづみづしく湧くもの
・ふたつの地道
- 赤土の道
- 二列
- 回復
- 澄みわたる日に
- 鈴懸に触れながら
・具現
- 具現
- 具現
・行く日
- ゆく道なか
- 証言
- 木の台
- かがやく灰いろの屋根
- ヤツデを主題に
- 簡素にわたされてあるもの
・外のなかで
- より大きな範疇で
- 幼鳥である子
- 臨在
- 連関
- 母の歌
- ある日の三月三十一日
・知らせとともに
- 夏至のほとり
- 供物のように
- 知らせとともに
- 鶏頭のかたわら
- 水源
- 壁
- かけ離れているものらが