1996年11月、青森県文芸協会出版部から刊行された野沢省悟(1953~)の評論集。装幀は桜庭利弘。あおもり選書14。著者は青森県上北野郡野辺地町生まれ、刊行時の住所は青森市石江富田。
目次
序文・川柳の見方が変わる本 田口麦彦
一章 評論
- 川柳の海で
- 自己表現としての川柳
- 己の爪でペンを持て
- 井上剣花坊の川柳革新
- 「ネオ新川柳」という考えについて
- 芒一本のあれこれ
- 現代川柳砂漠化の原因
- 実作者にとって「川柳の社会性」とは
- サラリーマン川柳を考える
- 川柳と俳句の違い
- 現代川柳の後姿について
二章 作品論
- 一行詩の流れの中で
- 北野岸柳の背中
- 貝殻の宇宙
- 月面のワルツ
- 便所の中のロマネスク
- 孤独地蔵の涯
- 極北の天
三章 随筆
- 北柳吟社の柳人たち
- コスモス
- 墓地にて
- 何故・川柳を創るのか
- 残雪
- 白樺
- 野は北へ
- くもにのりたい
- 川柳と俳句の接近
- 俳句と川柳の現状探る
- 川柳人と「昭和時代」
参考文献
あとがき