2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
1967年12月、昭森社から刊行された西一知(1929~2010)の評論集。 目次 シミ、または闇について 書くことの意味 非合理と詩の世界 詩が依存する領域に関する断片 詩の全体性に関する断片 寓話と詩... 想像力と感覚の世界 行為と秩序 ポエジーに関するノート…
2001年11月、水書房から刊行された山尾三省のエッセイ集。写真は秦工房・杉全泰。 目次 まえがき はじめに 石のはなし 新しい時代へ 大寒満月 百年の地平 青い海としての如来 草花の道 如来の座 蟻という地涌(じゆ)の菩薩 海の日 降りそそぐ無数の星宿のも…
1995年8月、思潮社から刊行された時里二郎(1952~)の詩集。第37回晩翠賞受賞作品。 少年の頃 白い鎧戸の百葉箱が眩しかった いつも遠巻きにしながら その遠い夢の原器に棲んでいる生き物のことを考えていた いつだったか読み捨てられた街の骨董屋で三葉虫…
1994年2月、青樹社から刊行された大月玄(1928~1996)の評論集。 目次 ・山本晋二 真の難解さを秘めてる世界 ・宮沢肇 鋭い感性と形而上学の結晶 ・中原忍冬 生存を阻害するものへの詩的告発 ・島崎雅夫 村を凝視する確かな視座 ・金田国武 風土の中のロマ…
1926年8月、春陽堂から刊行された正木不如丘(1987~1962)の短編小説集。 目次 揭示板 秀才 長野の秋 學長 今野敎授 父の死後 小春の周圍 安茂里村 停學前 停學後 巢鳥 上京 破綻 絶望 埠頭迄 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1991年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された岩木誠一郎(1959~)の第3詩集。装幀は永畑風人。著者は北海道生まれ、刊行時の住所は札幌市中央区。 目次 夏の遠近 夕焼けのパン 朝の話題 午後の芝生 水の鎖 風の船 サバンナの夕陽 水の街 犬の記憶 朝の…
2012年1月、幻戯書房から刊行された夏目典子のエッセイ集。 目次 はじめに 1区 ルーヴル美術館/パレ・ロワイヤル/コクトー/コレット/フィニ 2区 国立図書館/ルヴォワ広場/アラゴンとエルザ 3区 ピカソ/ゴーティエ/カルナヴァレ博物館 4区 ユゴー/ボードレー…
2018年8月、ふらんす堂から刊行された四ッ谷龍(1958~)による田中裕明論。装幀は和兎。 目次 Ⅰ 田中裕明の思い出 田中裕明の点晴――句集「夜の客人』読後 田中裕明の思い出 田中裕明と私 正月四日を迎えた今日は Ⅱ I講演「田中裕明 『夜の形式』とは何か」 …
2023年9月、書肆麒麟から刊行された田中位和子の句集。 目次 Ⅰ 香港 Ⅱ 日本 Ⅲ Ⅳ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1992年2月、土曜美術社から刊行された佐々木洋一(1952~)の詩集。装幀は司修。21世紀詩人叢書9。 目次 夏、ひたすら 雨降りの情景 殺意 皆殺し 静かな猫 喜劇の土鳩 茸の、国 茸食事 死魚の棲む風景 お婆さんの膝 老猫 もう少し 廃墟 細倉鉱山史 ボール 海…
2007年9月、鉱脈社から刊行された杉谷昭人(1935~)の第9詩集。装幀は榊あずさ。著者は朝鮮鎮南浦府生まれ。刊行時の住所は宮崎市花ケ島町。 本書『霊山』は、私の九冊目の詩集になる。 天才でもない身には、言葉の可能性をその極限まで追求したなどという…
1988年3月、地虫詩社から刊行された森口武男(1912~2001)の第2詩集。編集は西村博美。 目次 1 夕涼み 電車 帝国主義時代 大杉栄 芋畑 粉ひき屋 森のえかき ひまわり 木枯 きみの家 塔 芥川忌 犬 犬と学校 夢(一) 夢(二) 夢(三) 夢(四) 秋 すい星 へんじ …
1960年4月、理論社から刊行された花岡大学(1909~1988)の児童小説。装幀は熊谷直勝、挿絵は久米宏一。 目次 はじめに 第一章 にらめっこ 第二章 げじげじ虫 第三章 なしの花 第四章 うさぎの耳 第五章 からすとり 第六章 鏡の中の顔 第七章 ねえちゃん先生…
2015年9月、小学館から刊行された加村一馬の手記。構成は祓川学。小学館文庫。『洞窟オジさん 荒野の32年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る』(2004年5月小学館刊)を加筆・改稿。 目次 第一章 虐待 第二章 家出 第三章 洞窟生活 第四章 老夫婦…
1979年8月、筑摩書房から刊行された秋山清(1904~1988)の自伝。装幀・装画は松川八洲雄。 目次 第一部 幼年から少年まで 大組・小組(おおぐみ・こぐみ) 相互扶助論 背なかの思い出 けんさい餅 大逆事件 片村安之助 天变地異 一字書き 忍耐 鹿喰峠(かじ…
1965年10月、講談社から刊行された松谷みよ子(1926~2015)の長編童話。レイアウトは安野光雅、装本・挿絵は久米宏一。第1回講談社児童文学作品、第8回産経児童出版文化賞、国際アンデルセン賞優良賞受賞作品。 目次 その一 龍の子太郎とあや 龍の子太郎は…
1988年2月、黄土社から刊行された菊池正(1916~)の詩集。 私の詩は、いわば風花のようなものである。暗い空の何処からかの屋根に、路地の奥に音もなく埃のように舞い下りてきて、また風と共にあてどなく消え去っていく、あの白く細かく、淡々しい初冬の景…
1939年9月、国民文化編纂所から刊行された本山桂川(1988~1974)の創作集。東亜史談文芸第1輯。 目次 出島蘭館異變 戸田浦造船始末 伯爵ベニヨウスキーの脱走 英吉利朝貢使 南支那海の旋風 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2001年6月、漉林書房から刊行された渡辺元彦による山本陽子論。 山本陽子の詩篇についての論は、まだ緒についたばかりである。というのも、仲々簡単にはその扉を開いてはくれないということもあり、もっといえばこの扉が何か分からないという点にも困ってい…
1981年4月、あゆみ出版から刊行された相馬靖雄(1944~)のエッセイ集。カットは山内和則。著者は満州・新京(長春)生まれ。 目次 プロローグ 第一章 いつか明るい日がくると ぼく歩けるようになるの 傷いやす間もなく内職を 戸車を作って青空の下へ 暗い家…
2020年4月、水声社から刊行された宮田直哉(1991~)の第1詩集。装幀は田中良知。著者は福岡県生まれ。 目次 初夏に寄す ・春 坂と海と小道で 散る花の 湖上 古都 追憶 春の別離 机上のマリア像 ・夏 朝 夕暮れ 画家 午睡 田舎道 浜辺 夕立の後に 海辺の手帳…
1981年12月、柏樹社から刊行された河野進(1904~1990)の自選詩集。装幀は小山忠男、挿絵は砂田暁美。著者は和歌山県生まれ、刊行時の住所は倉敷市。 前著〝母の詩"に続いて〝おにぎりの詩"が出版されました。三年前に、マザー・テレサに協力するために「お…
1965年1月、私家版として刊行された武田隆子(1908~2008)の第4詩集。 人と人のあたたかい言葉に感じ深く感謝し、詩をおおくりしようと、まとめました。わたしがあたたかい人の心にふれ得るのはとても幸です。タンポポのタネのようにどこでも風にのせられて…
1989年7月、熊谷印刷出版部から刊行された七木田麻蓑臣の日記。 目次 はじめに 一章 盛岡騎兵旅団の崩壊(昭和十七年~同二十年八月) 昭和十七年私は二十歳だった 兵隊検査 入営と渡満 満州第八〇七部隊(旧盛岡騎兵第二十四連隊)入隊 初年兵教育六ヶ月 東…
1995年9月、書肆山田から刊行された細見和之(1962~)の第2詩集。装画は梯泰久。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2000年12月、砂子屋書房から刊行された森岡貞香(1916~2009)の第7歌集。 歌集『夏至』は『百乳文』に次ぐ七册目の歌集である。『百乳文』以降のほぼ昭和六十年から平成五年に至る閒の歌のなかから探って一冊とした。 『夏至』の中の見出しに、雜之歌、其の…
1976年5月、春秋社から刊行された内田守人の評論集。表紙は秀島由巳男。 私が熊本の国立ハンセン氏病療養所九州療養所(現名菊池恵楓園)の医局に腰を据えたのは大正十三年四月で恰度五十二年の昔となる。この間熊本に十年、岡山の長島愛生園に五年、青森の松…
2014年7月、KADOKAWAから刊行された鍵和田秞子(1932~2020)の句集。装幀は間村俊一。 本書『濤無限」は私の第九句集になる。平成十九年から二十五年にかけての作品から、四百六十二句を撰んだ。 この間に私は傘寿を迎えた。医薬を放せない身にとって思いが…
2009年9月、ふらんす堂から刊行された永島靖子(1931~)の第3句集。装幀は間村俊一。著者は京城生まれ、刊行時の住所は杉並区西荻北。 目次 双塔 琴歌 百夜 廃液 端座 和語 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1990年6月、福武書店から刊行された永瀬清子(1906~1995)のエッセイ集。装幀は麻生征子。著者は岡山県生まれ。 目次 幼かりし日々 私を教えた人々 父母のことども 私の読書 若い日々の夢 金沢の声など 詩を書き始めたころ 従兄たち わが詩の師たち 女性が…