2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
2011年4月、土曜美術出版販売から刊行された河津聖恵(1961~)の第11詩集。装幀は森本良成。 目次 Ⅰハッキョへの坂 ハッキョへの坂 友だち その輝きを見つめるために――ある出会いの日に ムグンファ――一人無声デモをする友のために サラム――東京・枝川の輝く…
1965年2月、晶文社から刊行された大岡信(1931~2017)の第7評論集。ブックデザインは平野甲賀(1938~)。 目次 1 割れない卵―近代詩に関するいくつかの問題 超現実主義詩論の展開 戦争前夜のモダニズム―「新領土」を中心に 戦争下の青年詩人たち―モダニズ…
1977年4月、思潮社から刊行された辻征夫(1939~2000)の第3詩集。 目次 地球儀を眺めながら 魚・爆弾・その他のプラン 隅田川まで 友達へ葉書の詩 ブリキの宇宙ロケット 妙な外套を着た男・鳥たち・森 窓のあけたて いまαがむこうへ歩いて行った 樹にのぼる…
2016年6月、澪標から刊行された山田兼士(1953~)の第13評論集。 山田兼士『詩と詩論二〇一〇―二〇一五』(澪標)。著者の足かけ六年にわたる詩集評と詩論評を集成したものだが、最後には「詩集カタログ」として、各詩集を三行で簡潔に紹介した文章が百ペー…
2004年6月、思潮社から刊行された小笠原鳥類(1977~)の第1詩集。第15回歴程新鋭賞受賞。第10回中原中也賞候補作。イラストは著者。 目次 (私は絵を描いていただけだ。/船に遠隔操作の時間差爆弾を仕掛けていたのではない) 犬 腐敗水族館 マイルカ Delph…
1991年1月、れんが書房新社から刊行された小長谷清実(1936~)と宮園洋(1942~2001)の詩画集。 ・「東京、あっちこち」の各パーツは、一九八〇年一月から一九八三年十二月にかけ、月刊「東京消防」誌に扉の詩として掲載された。合計四十八点。この時のさ…
1976年3月、書肆山田から刊行された飯島耕一(1930~2013)の第9詩集。装幀は吉岡実。 ・一九五六年から六六年にいたる十年間の詩を一冊にまとめた。ぼくの二十代半ばから三十代半ばにかけての作品のほぼすべてにあたる。・この詩集の前に『他人の空』『わが…
1999年5月、沖積舎から刊行された加藤郁乎(1929~2012)の第7詩集。 詩の筆を折りかけたことは幾度かあった。三鷹台や代々木の先達詩人を失ってはかない思いを託っていると、どこからともなく声がかかり、一簡が飛来し、ひとり飯島耕一だけが慰め励まし続け…
1967年1月、時間社から刊行された北川冬彦(1900~1990)主宰「時間」同人たちのアンソロジー。 時間社刊行のアンソロジーは、この『時間詩集』で第五冊目である。『時間詩集』という名称では一九五三年版、一九五五年版、一九五八年版の三冊、それに『時間3…
1976年11月、未開出版社から刊行された石出和(いしで・やわら)(1929~)の第4詩集。 目次 旅 初旅 奥日光で 道 海辺で 野に立って 西ノ京で ロマン村物語 光を貫いてゆくもの ジュンの妻 ジュンの妻 日々装年 故郷に立って 生存 重い夜 終るということ 遺…
1994年10月、書肆山田から刊行された糸井茂莉の第2詩集。装画は小林英成。第25回高見順賞候補。 目次 変身 人、魚(しれーぬ) 水、魚(言葉) 水の娘たち 中庭 魚座の魚 夏の歌 summertime 光の時間 光、場所、テ(ク)スト 通過する地名の、 空港 NDLで検…
1979年3月、中央公論社から刊行された吉増剛造(1939~)の第9詩集。藤村記念歴程賞受賞。 目次 揺籃 絵馬 熱風 年代記 冥府 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1980年10月、思潮社から刊行された谷川俊太郎(1931~)の第20詩集。装幀は菊池信義。 目次 Venus計画 未定稿 (何処) 触感の研究 一日 写真展の印象 新年会備忘 「飢餓」のためのメモランダ コカコーラ・レッスン 小母さん日記 質問集 質問集続 ロールシャ…
2007年10月、七月堂から刊行された栗原澪子(1932~)のエッセイ集。装幀は椿屋事務所。 目次 Ⅰ わが出会い――詩人 菅原克己 『日の底』ノート 万年夜学生 「P」の菅原さん Ⅱ スティックの光 小正月 伏字 「すーちゃん」 福音 いま泣いた鳥 「尾長」ほか 素木…
1999年8月、思潮社から刊行された貞久秀紀(さだひさ・ひでみち)(1957~)の第4詩集。 昼のあかるみのなか、目をひらいたまま壁や塀づたいに手さぐりであるいてみると、見えているのになにも見えていないように感じられてくる。子どものころはそれが妙で、…
1960年11月、北川冬彦(1900~1990)主宰の時間から刊行されたアンソロジー。装幀は井上三綱(1899~1981)、レイアウトは古城一明。 一九六〇年は、「時間」創刊満十周年にあたり、記念事業が幾つか催されたが、この記念事業の一つとして、「時間」同人、準…
1989年8月、花神社から刊行された高橋秀一郎(1937~1992)の第7詩集。装丁は熊谷博人(1941~)。 目次 緑男 走る男 耳の男 風布村 針の男 首なき午後の詩 風景考 川・一九八二年夏 寒譚 日継ぎて まっくら・譚海 あとがき Amazonで検索日本の古本屋で検索…
1978年5月、VAN書房から刊行された門間久男(1930~2002)の第2詩集。表紙は渡辺隆次。 目次Ⅰ 練習 スプリング 砂山 山家 水・ぱふみ川 吉成斐子に 螺旋光景 伴侶 千九百四拾年代後期 より 朝から朝へ 物言ふ舞い・その1 一本足のスキー 四季の凱歌 第一部 …
1947年11月、光文社から日本文学選の1冊として刊行された柳原白蓮(1885~1967)の文庫版サイズの歌集。第1歌集の「蹈繪」と第2歌集の「幻の華」の合本。解説は川田順(1882~1966)。 目次 蹈繪 序 蹈繪 幻の華 摩訶不思議 罪のまほろし 不知火 周圍の人人 …
1978年1月、冬樹社から刊行された清水哲男(1938~)のエッセイ集。装幀は三嶋典東(1948~2012)。 目次 テレビの神、草原の神 肉体はほどけるか 好奇の眼と横井伍長 男の話題 百円玉殺人事件 喧嘩エレジー 試写室エレジー 座りたいからジーンズ 本を踏む子…
2005年12月、潮流社から刊行された小山正孝(1916~2002)の小説集。 目次 一九三九-四〇年 紙漉町 鰯雲 誘惑者の日記抄 一九四八-六〇年 心の中の石 少年時代 稚兒ヶ淵 微笑 嵐のあと 父の留守(未完) 枯尾花 一九六五-七〇年 冬の池 迷路 エッセイ 別記「盆…
1988年3月、国書刊行会から刊行されたヨアヒム・リンゲルナッツの翻訳詩集。 川村之君が来ていう、「リンゲルナッツがどれもこれも絶版になって久しく、ひと目にふれることの全くないのは残念である、是非出したい」――そういって原案を示した。 詩の選択から…
1978年3月、大和書房から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の第8評論集。 本書は、表題のとおり、一九七五年におなじく大和書房から刊行された《詩的リズム――音数律に関するノート》の続編にあたるものです。したがって前著とあわせてよんでいただけるなら…
1993年5月、思潮社から刊行された北川透(1935~)の第22評論集。 本書は「思いつき詩的表現論」というタイトルで「現代詩手帖」一九八七年十一月号から、一九八九年五月まで、十二回にわたって書いた連載評論を、全面的に加筆・修正して成立したものである…
1985年7月、七月堂から刊行された山本哲也(1936~2008)の第6詩集。別冊解説は吉野弘。 目次 木 桃 夜 裸の木 草色のつなぎを着た男 火と水 静かな家 野 シャツ 泳ぐ男 循環線 引越し 別冊解説 吉野弘 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1977年9月、言葉の会から刊行された北条裕子の第2詩集。跋文は吉原幸子。 目次 Ⅰ 光 扉 指 街 海へ 街 風景論 水蛇 夢の穴 面 沼 この土地 Ⅱ 返礼 足萎 骨 遠い島 街角 凍った指 邂逅 季節の前の街 海蛇 跋 吉原幸子 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…
1978年1月、思潮社から刊行された荒川洋治の第3詩集。第1詩集『娼婦論』、第2詩集『水駅』に「鎮西」を加えたもの。 目次 娼婦論 キルギス錐情 諸島論 ソフィア補填 タシュケント昂情 雅語心中 異本の坂 娼婦論 水駅 水駅 消日 ながあめの自治区 内蒙古自治…
1966年3月、思潮社から刊行された大岡信(1931~2017)の第8評論集。 目次 第一部 現代の芸術/批評について/美はどこにあるか/幻影の都市/泥について/"Cityscape into Art"/芸術・反芸術/環境としての芸術/性と絵画の関係/日記風の断片/技術と自然…
1989年5月、書肆山田から刊行された薦田愛(1961~)の第1詩集。歴程新人賞受賞。 目次 暮景その滲みがちな一枚の布銜えてしばしば狂乱の態する伏目がちな枝折戸袈裟掛けに斬りつける いつと知れないぬばたまの訪い待ちわび顔を刷る わたしたちのイノセント…
2008年5月、思潮社から刊行された水無田気流(1970~)の第2詩集。第49回晩翠賞受賞。 強度が新たな強度によって書き換えられる瞬間、毎秒ごとになにかが「更新」される瞬間、価値あるものがゴミになり、ゴミが財になる瞬間、あらゆるものの意味が変換され、…