1966年3月、思潮社から刊行された大岡信(1931~2017)の第8評論集。
目次
第一部
- 現代の芸術/批評について/美はどこにあるか/幻影の都市/泥について/"Cityscape into Art"/芸術・反芸術/環境としての芸術/性と絵画の関係/日記風の断片/技術と自然/宣伝美術を考える/ダリ考/世俗化された地獄/森の魅惑(エルンスト)/フォンタナのヴィリリテ/サム・フランシスに沿って/音・人間(ケージ考)/JAZZ/武満徹の本/サイコロ考
第二部
- 現代の詩
- 覚書 一九六五年
- 時評一束 一九六二年
- 終末の思想と詩
- 創造的?
- 戦後の詩
- A 戦後詩人の出発 「荒地」グループ 「マチネ・ポエティツク」その他 新しい世代の詩人
- B 解説=ユリイカ版『現代詩全集』第三巻の詩人たち
- C 行方不明の詩人(前田耕のこと)
- 素描・現代の詩 一九六三年
- ある「出版屋」の死/根をおろした〝伝説〟/旅に出たもうひとり/ことばの世界の探検/精神的冒険の記録/赤裸な感情の迫力/〝雪どけ〟文学の先駆者/注目される聴覚復興/〝ことば〟との格闘/全体性の回復へ/新しい領域の確立へ/マスコミとの接触/短歌・俳句との交流/
- 小説についての空談
- 近代性と無秩序(ある解説)
あとがき