2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ある秋の日のできごと 林嗣夫詩集

1985年3月、書房ふたばから刊行された林嗣夫(1936~)の詩集。表紙は北泰子。著者は高知県幡多郡十和村生まれ、刊行時の職業は中学校教諭、住所は高知市。 目次 ・「学校」(1977)より へび チョーク スス子ちゃんについてのおおらかな研究 ある秋の日ので…

手 池下和彦詩集

1987年6月、詩学社から刊行された池下和彦(1947~)の詩集。刊行時の著者の住所は千葉県柏市。 目次 Ⅰ みかん びん 机 手 かど 茶 ちり ねこ 朝 声 くつ 上天気 恋愛 Ⅱ プラスチックのキャップが 暗夜には 経過 立見 駅 栓 通行 手が 森 カレンダー 犬 Ⅲ 役…

かく逢った 永瀬清子

1981年12月、編集工房ノアから刊行された永瀬清子(1906~1995)の随筆集。カバーは松島明、装幀は粟津謙太郎。 主として家庭内の仕事に、又戦後は農事に忙しかった私は、男性詩人や、或は若い女性の詩人に比べても、交友の範囲は狭く、又、その人々にお会い…

ホモ・サピエンスの嗤い 黒田達也詩集

1988年8月、Alméeの会の会から刊行された黒田達也(1924~)の第5詩集装画は横田義孝。第7回現代詩人賞候補作品。著者は福岡県生まれ、刊行時の住所は福岡市東区。 目次 ホモ・サピエンスの嗤い 比較的何か 壮烈にではなく きょうも暮れる たびの意識 花が散…

庭木物語 中塚鞠子

2006年6月、編集工房ノアから刊行された中塚鞠子(1939~)のエッセイ集。カバーはあまのしげ、装幀は森本良成。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は岸和田市。 目次 Ⅰ 座敷の思い出 からだの履歴書 眼 歯 手 机 ふるさと考 あまり話したくない思い出話 一九…

現代詩の意識と表現 明珍昇

1982年5月、桜楓社から刊行された明珍昇(1930~2002)の評論集。著者は大阪生まれ。 目次 朔太郎における意識と表現 朔太郎とニーチェ――「浄罪詩篇」と『ツアラトウストラ』 萩原朔太郎「竹」――その推敲過程から 朔太郎と啄木――その意識と形象をめぐって 啄…

吾亦紅 原三佳詩集

1999年12月、編集工房ノアから刊行された原三佳の詩集。 目次 Ⅰ 去来 影 背 礫 月 無韻 空間 嫉む 平穏 針 落暉 北 海 侘助 朽葉 落陽 始終 Ⅱ 悼亡 調 射程 散 俗歌 秋 余情 草紙 淡影 縫 落莫 弔 片影 Ⅲ キツネ 孤座 情 寒夜 虚 終 狐 巴里祭 祈り 欠落 NDL…

夜明けまで 今井文世詩集

1987年10月、詩の会・裸足から刊行された今井文世(1939~)の第2詩集。装幀は若林緑。著者は岡山市生まれ、刊行時の住所は備前市。 七年前、第一詩集を編んですぐ後のことです。ある冬の朝、前夜、夫が小学生の次男の散髪をして、その時の小さな手鏡が、ガ…

帰郷 香川紘子詩集

1985年4月、詩学社から刊行された香川紘子(1935~)の第6詩集。装幀は井上リラ。著者は姫路市生まれ、刊行時の著者の住所は松山市。 ここに『朝と共に』(一九八〇年)以降の作品、三十編を集めて第六詩集を編んだ。 Ⅰは、芸術と自然をめぐっての自由なイマジ…

おとうちゃんのぶるうす 東淵修詩集

1983年6月、銀河書房から刊行された東淵修(1931~2008)の第8詩集。刊行時の著者の住所は大阪市西成区。著者は「銀河詩手帖」主宰者。 僕にとってこんなにうれしいことはありません。なぜ、なぜ、と、いいますと、詩が、書けたということです。 つまり、六…

ピアノと鍋底 寺島博之詩集

1995年9月、花神社から刊行された寺島博之の第3詩集。装幀は熊谷博人。刊行時の著者の住所は小平市。 この詩集は、第二詩集『一瞬の欅』以降、ほぼ十年間の作品を集めたものです。ただ、前詩集からの拾遺作品「日曜日」と十年前の作品「時間症候群」を今回改…

死の影の谷間 紫野京子詩集

1990年10月、花神社から刊行された紫野京子(1947~)の第4詩集。著者自装。刊行時の著者の住所は神戸市須磨区。 目次 夜光虫 はじめてのおもいで そらいろのどれす その前夜 我が大阪史 秋桜 冬の菫 沈黙の呼び名 夢の木 光の哲学 回心 闇の光 その時 廻燈…

八重洋一郎を辿る いのちから衝く歴史と文明 鹿野政直

2020年1月、洪水企画から刊行された鹿野政直(1931~)による八重洋一郎論。装幀は巌谷純介。著者は早稲田大学名誉教授。妻は堀場清子。 二〇一五年秋、『季刊未来』(五八一号)での、八重洋一郎の、「南西諸島防衛構想とは何か――辺境から見た安倍政権の生態…

マスクのプロムナード 星雅彦詩集

1993年12月、花神社から刊行された星雅彦(1932~)の第3詩集。装画は喜久村徳男。著者は那覇市生まれ、刊行時の住所は沖縄県浦添市。 この「マスクのプロムナード」は、ここ数年間に新聞や詩誌等に発表したものの中から選抜した詩二十三篇を収めた、私の三…

エピタフ 坂井信夫詩集

1988年4月、坂井信夫(1941~)の第12詩集。装画は星野勝成。著者は満州国新京特別市生れ、刊行時の住所は横浜市港北区。 目次 鏡 爪 畳 水 痕 魚 灯 息 血 音 炎 目 貝 雪 煙 蝉 額 穴 原 花 夏 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

風報随筆 尾崎士郎 水野成夫 尾崎一雄

1959年10月、風報編集室から刊行された「風報」の随筆アンソロジー。編集は「風報」同人の尾崎士郎、水野成夫、尾崎一雄。挿画は赤木都留江、加藤英夫、宮永岳彦、尾崎俵士、佐野隆人、杉山吉茂、内田武夫、海野謙四郎、尾崎一雄、寺田政明。背文字は尾崎士…

異国間 安水稔和詩集

1979年12月、蜘蛛出版社から刊行された安水稔和(1931~2022)の第12詩集。 目次 奥戸 藤富 深浦 異国間 地名 泊川 小茂木 上ノ国 地名 馬蜘野 太田 奥尻 虻田 地名 大畑 田名部 檜山 外山 地名 赤坂 田名部 おそれ山 地名 入内 川倉 湯殿 平田森 小泊 赤石 …

闘癌譜 倉橋陽子詩集

1995年3月、深夜叢書社から刊行された倉橋陽子の詩集。カバーは著者。撮影は井上孝。 目次 一 澄み風――18の詩による青春譜 二 闘癌譜――最後の81日 哀しみの力 解説にかえて 倉橋健一 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

舟 その他 松川紀代詩集

2004年10月、ミッドナイト・プレスから刊行された松川紀代(1948~)の第4詩集。装画は善家しのぶ、装幀は戸田光代。著者は大阪生まれ、刊行時の住所は生駒市。 目次 化粧 家屋 下町 あの感じ あほ 手首 仕事 忘れもの 妹の友達 その子の顔 旅情 衝動 某月某…