1977年3月、紫陽社から刊行された三橋聡の第2詩集。グッドバイ叢書1。
この詩集は、十代の時に刊行した前詩集、「断片的なフォルム」(一九七二年・秋津書店)に次いで、私の二冊めの詩集である。だが、それは数の上だけであって、私としては、この詩集が自分の処女詩集であるという気持の方が今は強い。また、作品を収録するにあたっては、二、三の作品に大幅に手を加えた。
(「あとがき」より)
目次
- 木の肖像
- 競技場にて
- 余白のうえで
- 約束
- 恋唄でもなく
- 幼年論
- 泥棒
- アルルカンの挨拶
- メニューについて
- 筏にのって
- 紙飛行機
- 日々に
- 首都の水名を
- 凶器論
- 木を眺めるように
あとがき