1979年10月、詩洋社から刊行された前田鐵之助(1896~1977)の遺稿詩集。表紙絵は前田富子。
目次
- 余燼
- 夕餉
- 高潮襲来
- 冬の海辺
- 波の上
- ひばり
- 春の岬
- 未完成交響曲
- 残暑――昭和四十八年の異常な酷暑を録して
- 夏の終り
- 磯辺
- 冬の身辺
- 白せきれい
- 偶成
- 無休動
- 夏至の日に
- 無為の日が……
- 白いヨット
- タンカーが浮んでいる
- 岬
- あした天気に……
- 春の歌
- 雅歌――誕生日の即興曲
- 詩作の手記より
- 海辺で
- 晩夏
- 黄瀬ちゃんの御誕生――阿部英雄御夫妻に
- 港に朝暾が
- 海流
- また春が来て
- 燈台
- 幼児は行く
- 冬に
- 人に
- 海辺の家より
・赤児・浦島太郎
- 烈風の日に
・反歌
- また 烈風の日に
- おじいちゃん
- 不滅の太陽
- 脱皮
・拾遺集
- 十二月の駅で
- 小曲
- かもめ
- 藤森成吉先生に捧げる悼詩
- 松本福督と前田、中西の交友 中西悟堂
あとがき 前田富子
前田鐵之助著作目録