1964年9月、思潮社から刊行されたアンリ・ミショーの詩集。翻訳は小島俊明。表紙は瀧口修造。
目次
序言
- とほうもない大声
- ラザロ、おまえは眠っているのか
- 呪われた年
- 疲れたはいたかよ 大きく飛べ
- 奇妙な均衡
- 衝突音
- 虚無の仮面
- 剣の平和
- テラス
- 糸状の人間たち
- アルファベット
- ぼくの領土に
- 声
- ぼくへ来た人たち
- ぼくは見た
- 大広間のなか
- この人を見よ
- 手紙
- 手紙はさらに云う
- スフィンクス
- 迷路
- 世のなか
- 静寂
- 年代記
- トンネルのなかの歩行
- ぼくの彫像
- ぼくは人生に大きな運河をひいた
- ぼくの死後
- 妖怪どもにまじって
- 妖怪どもの脳葉
- はてしない一本の竿に
- 空のなかへ
- 床の上で
- 階段の妖怪
- 胴体の人びと
- 二重の頭
- 大きな醜い手
- 年老いた秃鷹
- 病院で
- 彼は書く
- 二重の生
- 海
アンリ・ミショー小論
あとがき