1990年10月、ベルデ出版社から刊行された冬京太郎の第4詩集。装幀は笹秀樹。
目次
Ⅰはるかなる立像
- 熊の話
- 待ちながら・夢
- 果実
- ひとつ鉢
- 泳ぐ男
- 忘れもの―Kに
- 空似
- バナナ一本ください
- 灸をすえられる
- 犬猿の仲
- 手袋
- 電話
- あたたかい食事
- わからない話
- 顔を洗わない
- 家族
- あぶらぜみ
- びわの感情
- 夜へ
- 廃屋にて
- 少年A
- さかなとほうれん草
- あいさつ
- 夢異端
- ひとり酒
- のっぽとちびとなみの男
- 朝早く、ぶらさがる男
- 昼下がり、ぶらさがる男
- 夕べに、ぶらさがる男
Ⅱりんごノート
- 腐ってもりんご
- 無言男
- 夢の中
- いつでもね、あなた
- いつまでも
- 今晩は、骨
- ぶらさがって、ぶらぶらとぼく
- 手紙
- おはよう、りんごのぼく
- 暑くても、ぼく迎
- 夜へ
- 木橋