1930年1月、紅玉堂書店から刊行されたプロレタリア短歌歌論アンソロジー。編集は渡邊順三(1894~1972)。画像は函欠本。編者は富山市生まれ。
目次
- 定型律短歌の歷史的限界性 (伊澤信平)
- プロレタリア・リアリズムへの基礎 (會田毅)
- 無產階級短歌への問題 (浦野敬)
- 短歌形態論の一齣 (浦野敬)
- 自由律短歌は如何に批判さるべきか (會田毅)
- 短歌内在律崩壞への過程 (會田毅)
- ネオ・リアリズムの旗の下に (會田毅)
- 無產階級と短歌運動 (會田毅)
- プロレタリア歌學はあり得るか? (伊澤信平)
- 無產派歌人の作品批評基凖について (浦野敬)
- 新技術理論への發足 (浦野敬)
- 反アララギ陣三度の變容 (伊澤信平)
- 短歌戰線へ (淺野純一)
- プロレタリア表現樣式への過程 (會田毅)
- 所謂効果的表現に關聯して (井上義雄)
- プロレタリア短歌の方向 (坪野哲久)
- プロレタリア短歌は階級のものだ (渡邊順三)
- 石榑茂と書齋主義 (坪野哲久)
- 進出の途上に橫たはる石ころ (井上義雄)
- ☓と共に步む (田邊駿一)
- プロレタリア短歌形態に關する小論 (荒川繁三)
- 俺達はいかに表現すべきか (田邊駿一)
- 藝術運動と實踐 (渡邊順三)
- 短歌運動と大衆化の問題 (荒川繁三)
- プロレタリアの眼から (坪野哲久)
- 誰にもわかるプロレタリア短歌の形式 (岡部文夫)
- プロレタリア短歌の形式とリズム (南正胤)