1943年12月、日光書院から刊行された山田吉彦=きだみのる(1895~1975)による紀行文集。
目次
序文
モロッコへの道
- 一 マルセイユ
- 二 地中海
- 三 ジブラルタール
- 白い都
- 四 港
- 五 都市
- 六 夜
- 國を築く人々
- 七 ガリエニ將軍
- 八 チャールズ・ハートレー卿
- 九 リオテー
- 海に沿ふ町々で
- 一〇 去年の雪いま何處
- 一一 ウーダイアス
- 一二 アジアの行商人(ラバ)
- 一三 サルタン
- 一四 ラバの宵
- 一五 親日と排日
- 一六 プール(カザ・ブランカ)
- 一七 大西洋
- 一八 海外で戰ふ人々
- 一九 モロッコの青年
- 二〇 海と巡査
- 二一 モロッコ
- 二二 サフイ
- 二三 憂國者
- 二四 サーディン工場
- 二五 モガドール
- 二六 聲(一)
- 二七 海と魚
- 二八 市街
- 二九 文盲者の群
- 三〇 ユダヤ人(一)
- 三一 聲(二)
- 三二 ユダヤ人(二)
- 三三 妓館
- 三四 アルガニエ
- 三五 祈り
- 三六 ポルトガルの釣師
- 三七 刑事
- 支配されるものと保護されるもの
- 三八 統治組織
- 三九 土民部將校
- 四〇 市
- 四一 アガディール衞戍司令官
- 四二 インシュアルラ(一)
- 四三 要塞地帶
- 四四 植物學若干
- 四五 デイズニット
- 四六 邊境の將校達
- 四七 舞妓
- 四八 緋の上衣の騎士
- 四九 トランケ將軍
- 五〇 D戰術
- 五一 インシュアルラ(二)
- 五二 屯營
- 五三 グーリミヌ
- 五四 外人部隊兵
- 大アトラス山系
- 五五 タルーダント
- 五六 病院、工藝學校、孤兒院
- 五七 手で物を食ふことは如何に困難な技術であるか
- 五八 大アトラス山系の峠
- 五九 七つの城門の赤き都
- 六〇 行商人
- 六一 南京蟲
- 六二 信仰若干
- 六三 變化なき時
- 六四 病院その他
- 六五 フージェール將軍
- 六六 水
- 六七 道
- 熱風の國
- 六八 ウワザザット
- 六九 土民部將校制
- 七〇 熱地の人々
- 七一 曠野の道
- 七二 幾つかの習慣、そして法
- 七三 ティヌリール
- 沙漠への道
- 七四 貴族と名譽と危險
- 七五 エルフード(一)
- 七六 リサニ
- 七七 エルフード(二)
- 七八 途上
- 結章
- 七九 イスマイル王の跡
- 八〇 ラバ