1998年11月、思潮社から刊行された瀬木慎一(1931~2011)の評論集。装幀は夫馬孝。
目次
Ⅰ 戦後日本の運動――「夜の会」と「世紀の会」
Ⅱ アヴァンギャルドとリアリズム
Ⅲ 社会主義リアリズム論争
- 「真のレアリスムのために」――ピカソのスターリン肖像画とフージュロン批判
- ソヴィエト芸術の混乱
- 表現主義論争
- フルシチョフ「ロバの尻尾」論批判
- グラルニクの反論
- 社会主義リアリズムへの疑い――グラルニクへの再批判
- ソヴィエトにおけるレジエ展
- 雪解けのソヴィエト
- 社会主義リアリズムの現状と変化
- 高見順の見たソヴィエト
- ピカソとソヴィエト
- シャガール展とピカソ展
- 一九二〇年代のソヴィエト芸術
- エイゼンシュテインとプドフキン
- 非芸術の亡霊――ルフェーヴル『美学入門』批判
- ソヴィエトの崩壊とロシアの新生
あとがき