1986年5月、花曜社から刊行された増田みず子のエッセイ集。装幀は吉原英雄。
目次
Ⅰ 女
- ある夢
- 女が夫婦をやめたくなるとき
- 女というものは
- 彼女がやらなかったこと
- 文学は女のわざか
- あのときの涙
- 劣等感と私
- 妻と娘
Ⅱ 日常生活
- 子供のいる団地風景
- 学校というところ
- 夢うつつの話
- 長引く木の芽時に
- 仙人になりたい
- 住みか・住み心地・生活
- 仕事ができないわけ
- 自由願望
- 一人ということ
- 日々これ怠日
- 一生を決めた中退体験
Ⅲ 旅
Ⅳ 文学・読書
- 書き手となって
- 目下、修行中
- 救いということ
- 攻撃性
- 猶予と自由
- 読書日録
- 自己とは何か
- 凝視されたアフリカ
- 不言実行のサムライたち
- 物語・進化の過程
- 見慣れた日常風景の中の狂気
- 作家の構造と成立
- 男の生命力
- 底なしの現実
- 血と知の同居によるジレンマ
あとがき