1979年1月、葦書房から刊行された井亀あおいの遺稿集。
目次
お読みになる方へ
Ⅰ
- もと居た所
- 殉教者
- 電話
- 直接法現在単数――精神不安定者の憂愁Ⅰ
- 遁走曲(フーガ)よ――精神不安定者の憂想
- 無題
Ⅱ
- ハンプティ・ダンプティころがりおちた
- 聖書における重要な二人物が親子関係にある場合の親から子への単なる伝言の頁
- 発狂
- 澱
- ラルゴのギャロップ
- Ou est la sortie ?
- 詩人Ⅰ
- 詩人Ⅱ
- 詩人Ⅲ W・ホイットマンに
- エ・モルト?
- クヌルプに
- 青春をとり戻せ
- 感謝
- F・Lへ
- 工場地帯
- 連合軍対枢軸国
- 芸術家へ
- もう
- 存在、またはそれによるかたち「印象派」
- 十六歳といふ年代
- 信仰
- セローフ「冬宮占領」
- どうしても、待つ
- イエルネフェールトのクオレマ・悲しき円舞曲(ワルツ)から――シベリウス讚
- トゥオネラの白鳥から――シベリウス讃二
- フィンランディアから――シベリウス讃三
- カレリア組曲に献ず――シベリウス讃四
- タピオラからあるいはシベリウスの為に――シベリウス讃五
- ラカスタヴア
- 組曲「恋人」から――シベリウス讚六
- 伝説から――シベリウス讃七
- 「レンミンカイネン組曲」から――シベリウス讃八
- 交響曲第五番から――シベリウス讃九
- 交響曲第七番から――シベリウス讃十
- 交響曲第二番から――シベリウス讃十一
- Le mur
- 画家の無聊 キスリング大先生に
- 無題
- 青年の自殺
- 青年の絶望
- 悲歌?Ⅰ
- 悲歌?Ⅱ
- 悲歌?Ⅲ
- 悲歌?Ⅳ
- 悲歌?Ⅴ
- マラルメの蒼空 悲歌Ⅵ
- 冬 悲歌Ⅶ
- 喪 悲歌Ⅷ
- 再会
- 老木がいま語る――自然は黙すⅠ
- 遠方の呼ぶ声――自然は黙すⅡ
- 自然の告知――自然は黙すⅢ
- ヴェルレエヌの足もとで――詩集「知恵」読後
- 生まれた春
- こども
- 駅で
Ⅲ
- W・S・モーム雑感
- 神の愛について
- 告白
- 言いたい放題
- 私言・いかにすべきか
井亀あおい略歴
父親としての回想