1937年6月、白水社から刊行されたジュール・ルナール(1864~1910)作「ねなしかづら」(1892)の翻訳本。訳者は高木佑一郎(1895~?)、印刷者は綾部喜久二、製本者は中野和一。
目次
- 1 ヴェルネ氏
- 2 拔かるな!
- 3 ぽつりぽつりと
- 4 またもや文士が
- 5 入りこむ
- 6 マダム・ヴェルネ
- 7 前兆
- 8 脫線
- 9 これでよしよし!
- 10 慘中の慘!
- 11 同業者諸君
- 12 何か話す
- 13 探りを入れる
- 14 宇宙學者
- 15 重大な約束を見つける
- 16 道中
- 17 あれが海だ!
- 18 海面は眞つぴら!
- 19 口は重寶
- 20 荷揚場の奧にて
- 21 しつこさ
- 22 最後のおあづけ
- 23 不眠
- 24 輕い痛み
- 25 場面
- 26 出發中止
- 27 盡してやる
- 28 食事だ!食事だ!
- 29 マドゥモワゼル・マルグリット
- 30 プログラム
- 31 鉤形の原子
- 32 說はさまざま
- 33 蕪
- 34 接吻
- 35 癖がつく
- 36 書くのは辛い!
- 37 濱邊
- 38 見方はさまざま
- 39 念には念を入れよ!
- 40 文學意識指導者
- 41 敎會堂
- 42 散歩と美しい風景
- 43 戶外でいちやつく
- 44 遊樂
- 45 つひに埓をばあけねばならぬ
- 46 申込
- 47 マドゥモワゼル・マルグリットの思想
- 48 手ほどき
- 49 完璧な講習
- 50 ひそかに
- 51 仕上げ
- 52 匙を投げる
- 53 憂鬱なる獸
- 54 出發
- 55 さらば!