1958年7月、原書房から刊行された山之口貘(1903~1963)の詩集。
目次
- 喪のある景色
- 世はさまざま
- 疊
- 炭
- 思ひ出
- 結婚
- 友引の日
- 夢を見る神
- 上り列車
- 彈痕
- 紙の上
- 日和
- 襤褸は寢てゐる
- 加藤淸正
- 鼻のある結論
- 士族
- 猫
- 轉居
- 思辨
- 來意
- 再會
- 座蒲團
- 傘
- 數學
- 僕の詩
- 存在
- 食ひそこなつた僕
- マンネリズムの原因
- 無機物
- 音樂
- 會話
- 日曜日
- 挨拶
- 岬
- 玩具
- 第一印象
- 石
- 生きてゐる位置
- 光線
- 夢の後
- 夜
- 解體
- 靑空に圍まれた地球の頂點に立つて
- 賑やかな生活である
- 妹へおくる手紙
- 疲れた日記
- 無題
- 夜景
- 生活の柄
- 論旨
- 大儀
- 鏡
- 食人種
- 自己紹介
- 立ち往生
- 雨と床屋
- 萌芽
- 唇のやうな良心
- 座談
- 端書
- 現金
- 春愁
- 敎會の處女
- 若しも女を掴んだら
- 求婚の廣吿
- 杭
- 天
- 散步スケッチ
- 晴天
- 動物園
- ものもらひの話