1997年3月、高島洋追悼録刊行会から刊行された高島洋の詩・エッセイ・追悼録。
目次
・詩抄
- 新しき情熱
- 老百姓
- あんこ
- 裁く者が裁かれる
- 悪夢
- 火葬
- いのしし
- 雨の休日
- 本町界隈
- 義足
- 追放(一)
- 追放(二)
- 会話(一)
- 会話(二)
- 会話(三)
- 風景(一)
- 風景(二)
- ストップウォッチ
- 与論調査
- スト
- S金属
- 基本線
- ローワンカーブ
- 雨の日のストライキ
- 火の川
- おれの爆発
- 事故死
- 圧延工と赤い鼻緒の下駄
- 黒まむし上陸
- 新宿駅で
- 大河
- 不安と機械
- 光と影
- 服装について
- 逆手
- 工場にて
- 猫とネズミと週刊誌
- みどりの工場
- 柩のなかの微笑
- 路傍のベトナム
- 電子機能と詩吟
- 腐臭
- 暗い街
- 今昔
- 恐怖と戦場
- 日常茶飯事
- さそり
- 機械を見る目
- 黒い風景
- 揺れる煙突
- 憎悪
- ある熟練工
- 亡霊
- 弱々しい暴力
- 駅
- 梅雨
- 共同墓地
- 生涯紙芝居
- 兵士の顔
- 敗北
- 献上
- いやな奴
- 今日からのら犬
- 夢の裏側
- 殺気
- カマボコ
- 青い光の中で
- 流れる
- 秋の雨
- 墓参
- 老人の阿波踊り
- 鼬(いたち)
- どぶろく屋の話
- 冬木立
- 飢餓の始まり
- 兵隊服の男
- 自動的に
- 戻された近衛兵
- 日雇い元次と「しのぎ」
- 日雇い元次と墓地
- 虚しい河
- 滅亡の風景
- 哄笑
- 投稿者達の酒宴
- ああ無情
- 囮中隊の結末
- 戦傷記
- 近況
・エセー抄
- あとがき(イオム詩集・戦争)
- あとがき(イオム詩集・平和)
- 詩の大衆化について
- 表現意識の過剰について
- 詩をなぜ書く――吾をたしかめる詩
- 社会的テーマと娯楽性――悪名
- 日本人と朝鮮人のあいだ
- なぜサンジカリズムを主張するか
- 労働者の発想形態を解放せよ
- 労働者の苦闘の中から
- わが愚かなる半生
- 解題――個人的回顧として(緑蔭書房「戦後アナキズム資料」)
・追悼・高島洋――あばよ高島ァ――
- 座談会「高島洋を語る」
- 高島洋と労働運動 大沢正道
- プロレタリア詩の戦後――高島洋の死と詩 西杉夫
- 高島さんのこと――詩集「揺れる煙突」補遺他 黒川洋
- 原点が存在した 暮尾淳
- 高島さんのこと、洋さんのこと 寺島珠雄
- 出屋敷の屋台で 日野善太郎
- 高島さんのこと なかけんじ
- 良心の震源者として忘れない 赤松徳治
- 高島さんとの三十年 松尾茂夫
- 哀悼の辞 和田英子
- 誠実に生きた詩人 高島洋さんを偲ぶ 寺本躬久
- 高島洋さんを悼む 萩原晋太郎
- ささやかに一文を 奥沢
- 高島洋の死 向井孝
- 高島地震 寺島珠雄
- あばよ高島ァ 向井孝
- とりとめもなく 高島美代子
・あとがき
- カラオケと高島さん 小黒基司
- 冥土の高島さん 平山忠敬
- 別れの日々 前田幸長
年譜