1999年9月、私家版として刊行された野平健一(1923~2010)のエッセイ集。製作は新潮社。
目次
- モデルの真贋-1996
- 志賀直哉と『如是我聞』-1998
- 見事な口述原稿-1989
- 太宰治「玉川心中」の情死現場-1995
- 琵琶湖周航余話-1999
- はかなき五十年-1993
- 「世紀末」-1995
- 「海軍文人の会」当直士官の挨拶-1998
- 「回天」の戦死と主計大尉の刑死-1998
- 読後感 西村渥美/中村実/中江要介/筧信夫/二宮美恵子/林順
- 書簡(松本ゆりか宛)-1994
- 五十年の孤独-1996
- その後の話-1997
- 『あ、同期の桜』復刊のあとがき-1997
- 「えんぴつ」掲載評論-1965
- アトラクチブな話題に欠ける
- 「文芸」に対するそっけなさ
- 素材のバラエティー欠く
- 中間小說月評を載せぬ見識
- 弔辞-1998
- 別れの挨拶-1998