2004年12月、深夜叢書社から刊行された津沢マサ子の句集・エッセイ集。装画は津澤薫「灰色の象のかたちを見にゆかん」。装幀は小原宏延。栞は和田悟朗、鎌倉佐弓、恩田侑布子、和泉香津子、永島転石、夏石番矢、堀本吟、谷口慎也、桂信子、村上護、齋藤慎爾による「津沢マサ子論」。
目次
・0(ゼロ)への伝言
- 針金色のムーブメント2004
- 落日に献ず2003
- 記憶のレリーフ2002
- 青天異聞2001
- 不在への扉1999~2000
- 0への伝言1998
- わがアルミナの詩1996~1997
- 風の階段1995
Ⅰ
- 師の俳句・師の言葉――一回かぎりの完璧な表現を指向―高柳重信
- 河が流れていた・窓秋を追慕して
- 出会いそして決別
- 鷹女のこと
- 三橋鷹女 わが心の十句
- 和泉香津子――この世の匂い
- 正岡子規の俳句アンケート
- 摂津幸彦の俳句アンケート
- 私の好きな大正の女流俳人
- 『夢の音』雑感――太田紫苑句集
- 岩片仁次第四句集『砂塵亭残』雑感
Ⅱ
- 齋藤美規句集『百年』一句鑑賞
- 古川克己「地球人のコスモス」の世界
- 佐藤鬼房の一句
- 一句鑑賞(「多摩のあけぼの」63号から)
- 宮脇白夜著作集第二巻『「方舟」の水脈』書評
- 竹中宏句集『アナモルフォーズ』への道のり
- 銀河への道程 金子敦句集『砂糖壺』評
- 『夢殻』の一句――清水径子『夢殻』
- わが現代俳句協会
- 心に残った俳句
- 句意句眼/作品との対話 珠玉の91句
- 冬七草
- 私の無季俳句<自句自解〉
- 2000年百人一句
- 競詠わたしの表現上の立場 口語を使うとい
- うこと
- 類想・類句について
- 私の代表句――「SAYONARA」のかたち
Ⅲ
- 夏の思い出――素敵なアンヌ―
- わが原風景と作品―灰神楽
- 長い人生
- 祈り
- 生きる
- 神
- 本当のこと
- 彼岸前後
- 鷹女忌に想う
- 出会い
- 今も昔も
- 幻想
- たからもの
- 素朴な疑問
- ブーツ そして
- 今日からは
- 風のように
- 「見えてくるもの」
- 処女作のころ――メ切りに殉じる
- メモ帳より
- 「エロチシズム」作品に付してのコメント
- 影のレリーフ
年譜・著作目録
あとがき