1983年7月、思潮社から刊行された北川透(1935~)の評論集。装幀は高麗隆彦。
目次
- Ⅰ 政治的共同性を騙る者たち
- Ⅱ〈荒地〉の文明批評的性格をめぐって
- Ⅲ民衆とは誰のことか
- Ⅳ《伝統の欠如》について
- Ⅴ経験の意味
- Ⅵ戦争責任論の位相――吉本隆明の出現
- Ⅶ終末観の行方――中桐雅夫覚書
- Ⅷ俗なる市民の行方――黒田三覚書
- Ⅸ死者の棲む境からの帰還――北村太覚書
- Ⅹ屹立する観念の行方――田村隆一覺書
- ⅩⅠ蒼ざめたvie の行方――三好豊一郎覚書
- ⅩⅡ放棄の構造――鮎川信夫覚書
- ⅩⅢ意味の偏向――比喩論の位相
「荒地」派主要詩人著作年譜(一九四五年~一九八一年)
あとがき