1991年7月、書肆季節社から刊行された衣更着信のエッセイ集。挿画は三好豊一郎、装幀は政田岑生。
目次
- 水泳のこと
- 木の実・草の実
- 風船丸の思い出
- 塩之江と道後
- いぬふぐりと老教師
- 詩人の風土
- 戦中詩人論『兵士の詩』を書いた桑島字二についての二、三の注釈
- イメージを”しばる”
- 衰亡の帳帷
- 詩で書いた芭蕉の伝記
- グローバルな思考と劇詩的演出
- 逃げない詩人
- 南川周三詩集『コレーの微笑』を読む
- ストーリー・テラーの静かな闘志
- 森川義信の詩をめぐって
- 元気な木原・病気の木原
- 金物屋の店先で
- 黒田三郎との思い出
- 中桐雅夫の「海」
- 日録
- 中桐雅夫のことなど
- 回想の中桐雅夫
- 鮎川信夫との交遊
- 最初に会った詩人
- 「とりはだ」の思い出
- わたしのジョナサン
- 幼年の記憶
- 夏日茫々
- 『荒地』の周辺
あとがき