1965年8月、弘文堂から刊行された加納竜一(1904~)と水野肇(1920~)によるルポルタージュ。
目次
まえがき
はじめに―つめたい試写室
第一章 ヒロシマ・八月六日
- 1 歴史の流れの中で
- 2 八月六日のヒロシマ
- 3 科学者第一陣
第二章 原爆記録映画の企画
- 1 ニュース・カメラマンの記録
- 2 先発隊長崎へ
- 3 記録映画班の編成
- 4 あわただしい調査活動
第三章 撮影隊、広島へ
第四章 科学測定を追って
- 1 キノコ雲の正体
- 2 爆心と黒い雨
- 3 熱と影をさぐる
第五章 死の街を行く
第六章 広島から長崎へ
- 1 ナガサキ・八月九日
- 2 撮影隊、長崎へ入る
- 3 捕われたカメラマン
第七章 米軍の干渉と没収
- 1 撮影禁止命令
- 2 軟禁下の編集
- 3 再び長崎へ
- 4 奪われた原爆記録映画
第八章 それから二〇年
- 1 はばまれる真実の声
- 2 公開された惨禍
- 3 研究体制はこれでよいか
- 4 「幻のフィルム」の復元を