目次
1 原水禁運動の再生を求めて
2 慰霊碑に迫る黒い影
- 未来への入り口
- 特殊化される被爆体験
- 重く沈むヒロシマの心――原爆温泉センターと被爆者
- 慰霊碑に迫る黒い影――核安保と原爆慰霊碑
- 70年ヒロシマ・ナガサキの現実――思想と体験の結合を
- 貫く市民の反原爆
- 被爆歌人 正田篠枝のこと
- 逆ユートピアの悪夢の中で
- 原爆作品・長崎と広島
- 全人類は予定された被爆者
- おやさしい人間天皇さま
- 梶山季之作「ケロイド心中」をめぐって
- R・J・リフトン著『死の中の生命』への疑問
- 原水禁運動の新しい波――71・長崎
- 被爆者青年同盟の軌跡
- 被爆者にとっての天皇――原爆はヒロヒトへの贈り物だった
- 正田篠枝七回忌によせて――自然回帰の文明への訴え
- マンネリ化した原爆体験
- 原爆体験の今日的意味――原水禁運動の悪しき伝統
- さらに強度の人間の文学を――細田民樹先生を悼んで
4 現点と原点
- 昏らい夏
- 国家悪を逆照射する被差別者たち――部落・朝鮮人・被爆者・公害患者を軸に
- 証言運動の内と外
- 八・六の意味するもの――大田洋子とG・アンデルスを軸に
- 現点と原点
- 被爆者はなぜ沈黙するか――被爆全体像と核武装全体像に挟撃されて
- どきゅめんと私記「占領」
5 ヒロシマの原風景を抱いて
- 絶後か――長崎の友に
- 平和教育と児童文学の創造
- ピカより何日、今日の状況のなかで
- 原爆慰霊碑と靖国神社
- ヒロシマの原風景を抱いて――私の戦後略史
- 74・8・6を前に――日本・アラブ文化連帯会議との出会い
- 原爆体験記の総点検を――援護法の制定のために
- 死者の告発――原爆童話『ちゃんちゃんこばあちゃん』と「おばあさんの店」