1942年11月、道統社から刊行された新居格(1888~1951)の随筆集。
目次
- 自序
- 春に考へる
- 小犬のやうに
- 彼岸前後
- 日本の春
- 書齋の春
- 街上の友
- 旅と植物
- 無題
- 順境・逆境
- 二つの秩序
- 隨筆北京
- 放心の街
- 思想の建築
- 讀書について
- 本と讀書との好み
- わたしの讀書法
- 讀書生の夏
- 教養としての讀書
- 書窓雜感
- 澄める幻
- 時局と健康
- 健康について
- スポーツ放談
- 體育隨想
- 金について
- ゴシツプ考
- ブロークン考
- 同胞の強制移住
- 不動産隨想
- 映畫の嘘
- 村景・海景
- 夏
- 夏と海と山
- 南方の海
- 草の秋
- 新旅行文學
- デュ・ガアルの言葉
- 秋骨先生
- 戸川さん追慕
- アンドレ・シモーヌを讀む
- デユアメルとモロア、ロマン
- 魯迅の印象
- 魯迅といふ男
- 四迷、鴎外、光太郎
- 寺の隣り
- ひとり歩き
- 早春の古都
- 惜春賦