1989年11月、福田正夫詩の会から刊行された亀川省吾の第3詩集。題字は井上靖、装画は福島せつ。焔叢書11。著者は日向生まれ、刊行時の住所は横浜市鶴見区。
目次
・水牢
- 夏がゆく日に
- 産む男
- 水牢
- 水牢史
- 私達は奇妙な家族です
- トンボは凍り、自転車は…
- 光る人に河畔を借りて
- 愛は詩の天敵かもしれない…
- 渦中にありて――
- ゆめ凪
・影匣
- Ⅰ
- Ⅱ
- Ⅲ
- Ⅳ
- Ⅴ
・木製少年
- 木歩がみえる
- ヒラリ、本になる
- 春江風におとす
- 薄暮白雪姫
- 詩の人――沢田氏に
- 胎内花火
- 風に刺さる抒情
- 踊る言葉
・霧匣
- 水を運ぶ
- 詩狂い
- 母・存在の灰の舟
- 殺し終えて
- 湖・みずうみ
・夢匣
あとがき