異族の原基 森崎和江

 1971年10月、大和書房から刊行された森崎和江(1927~2022)の評論集。装幀は長尾信。

 

目次

  • 訪韓スケッチによせて――二つのことば 二つのこころ(1)
  • 生のはじまり・死のおわり――二つのことば 二つのこころ(2)
  • 活字のまえ・活字のあと――二つのことば 二つのこころ(3)
  • 浮游魂と祖霊――二つのことば 二つのこころ(4)
  • 媒介者たちと途絶と――二つのことば 二つのこころ(5)

  • 同質性のなかの異族の発見
  • 民衆の民族的出逢いを――民衆の直接性の獲得のために 
  • なお問いつづけたいこと――妻舜さん、小坂太郎さんへの返書
  • 民族的固有性とは何か?――心をとらえた「二冊の書」のアンケートにこたえて
  • ”地膚”をみる――二十五年間の感慨 
  • 民衆における異集団との接触の思想――沖縄・日本・朝鮮の出逢い 
  • アンチ天皇制感覚――沖縄・本土・朝鮮 
  • にほんの死とアフリカの死――文学をとおして見るアフリカ

  • 言葉・この欠落
  • 非政治的基底からの共闘
  • 貧労階層の敵とは何か?
  • 公開されない幻想

  • ぶざまな愛への讃歌
  • 幼いころの母の記憶
  • 坑底の母たち――日本的母性の命脈 
  • 農奉公人の涙と恐怖――瀬川清子著『村の女たち』を読んで 
  • 性愛を自滅させるもの――スザンヌ・リラール の「カップル」観 
  • 鄙びへの旅 柳川の漁夫 土鈴の音・対馬

あとがき

 

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