1997年10月、ウリージャパン出版部から刊行されたアンソロジー批評集。装幀は坂井てい。
目次
序
山口英 向井孝様
Ⅰ 紹介〈向井孝の詩〉をひらく
Ⅱ 批評 〈向井孝の詩〉を読む
○「えがく」をめぐって
- 松尾茂夫 イオム・リアリズムと「向井孝の詩」
- 羽生康一 「歌わない詩」と向井孝
- 稲木豊實 事実をたんたんと積み上げた作品
- 小山和郎 『向井孝の詩』
- 井之川巨 「うたわない」「えがく」詩とは?
- 西杉夫 えがけばいいのか
○方法としての詩(あるいは運動)
Ⅲ 感想その一
一、えがく/風景化
二、イオム/イオム同盟
三、めぐる/ひとびと
四、運動/詩
五、作品/装幀/構成
- 千早耿一郎 荒井智子 山下智恵子 徐翠珍 高木香波 平田明紀 平松典子 長谷川七郎 小堀恵美子 片山麻里 大久保茂 塩見鮮一郎 岡田孝一 大澤正道 朝比奈宣英 なかけんじ 木村聖哉 小沢信男 山田今次
六、給括的印象
- 福本早穂 酒井きよ子 八代信 小西誠 高木護 八木正 直原弘道 宇賀神寿一 原満三寿 松藤豊 北沢恒彥 秋山雁太郎
Ⅳ 感想その二
- 石橋義之 香典がわりに買うたから……
○〈向井孝の詩〉を読んで
- 長谷川修児 したたかな半生記
- 小宮隆弘 向井孝さんの詩の精神
- 日野善太郎 負けない負け方
- 日方ヒロコ 自由自在とふにゃふにゃと
- 岸田哲 見えないものを見る
- 浴田由紀子 詩を通して見えてくる
- 十亀弘史 空を飛ぶ夢を見る 3
- 相川祐一 幸福な本
- 山野治 向井孝の詩がもっているもの
- 大牧冨士夫 詩人向井孝さん
- 江下時代 目にうかぶ
- 浜田知章 向井孝に関する小話
- 森繭子 オヤジサンの詩
- しのだもりの 自分の生きた時代
Ⅴ 後記〈向井孝の詩〉をとじて
- 水田ふう ニガ手20年目の樽酒?
- 中島雅一 あとがき