2003年11月、湯川書房から刊行された金田弘(1921~2013)の随筆集。
目次
第一章 師あり 友あり
- 一 原風景 信濃川
- 二 會津八一の面目
- 三 あめつちに われひとりゐてたつ
- 四 春日大社萬葉植物園歌碑
- 五 今なお、生の根源を叱咤されることば
- 六 原風景
- 七 GAULOISESの煙 元代々木に西脇さんを訪ねた日々
- 八 『旅人つひにかへらず』始末記
- 九 『永遠の旅人・西脇順三郎 詩・絵画・その周辺』展に寄せて
- 十 「西脇順三郎を偲ぶ会」のこと
- 十一 詩人 高橋新吉の願い
第二章 逝きし友垣
- 一 先輩を訪ねて 山崎剛平さん
- 二 二枚半の相生文学散歩
- 三 高雄のかた 杉本衣子さん
- 四 「キューポラのある街」 「夢千代日記」の浦山桐郎監督のハガキ
- 五 『しゃがむとまがり』の法悦
- 六 皆光茂・人と文学
- 七 三木露風を訪ねて 私の東京放浪の頃
- 八 ふるさと伝説 鳴呼玉杯に花うけて
- 九 「神様のくれた赤ん坊」の映画監督前田陽一を悼む
- 十 明石海峡大橋の別れ
第三章 その頃 君は
- 一 ホタルイカのしょんべん的詩論と『原籍地大萬歳!』
- 二 縞のマントが行く
- 三 作家訪問 坪田政彦さんの眼(まなこ)
- 四 その頃 君は 長嶋武彦詩集『雲母』へのあとがき
- 五 穴八幡で 佐藤勤三君へ
- 六 湖北の旅
- 七 仏縁
第四章 いましがた
- 一 むらさき
- 二 しゅんらん
- 三 秋になると
- 四 私の中にひそむゲーテ
第五章 ふるさとの
- 一 土へもどる
- 二 龍野人に出会うの記
- 三 『龍野―ふるさと文学散歩―」出版に際して
- 四 総社本町・吾が青春
- 四 揖保川賛歌・四季を彩る「ふるさとの川」
あとがき