1954年、宝文館から刊行された詩論アンソロジー。編集は村野四郎と木下常田郎。装幀は鉄指芳雄。
目次
序
本文概要
- 現代の詩・島村抱月
- 詩界の根本的革新・相馬御風
- 某月某日・高村光太郎
- 三木露風一派の詩を追放せよ・萩原朔太郎
- 調子本位の詩からリズム本位の詩へ・萩原朔太郎
- 新韻文論序説・川路柳虹
- 自由詩原理への入門・萩原朔太郎
- 自由詩の本道はどこにあるか・萩原朔太郎
- 詩の本質・萩原朔太郎
- 新藝術形式の探究へ・蔵原惟人
- 新散文詩への道・北川冬彦
- PROFANUS・西脇順三郎
- 超現実主義の沒落・神原泰
- 詩壇の現実主義批判・春山行夫
- シュルレアリスム批判・西脇順三郎
- 概念と表現・西脇順三郎
- OBSCURO・西脇順三郎
- 詩の内容論・西脇順三郎
- ノイエ・ザハリヒカイト文学・笹沢美明
- 詩の論理と言語・中島栄次郎
- 所謂イミヂリイとイデオプラスティに関する簡単な試論・北園克衞
- 意味論と文学論・木下常太郎
- 萩原朔太郞氏へのお答へ・三好達治
- 詩論・小野十三郎
- 伝統と現代詩の方向について西脇先生に問う・木下常太郎
- 伝統と現代詩の方向について木下君に答う・西脇順三郎
- 詩の革命・マチネ・ポエティク同人
- 現代詩とは何か・鮎川信夫
- 「現代詩」第二藝術論・加藤周一
- 「現代詩」第二藝術論批判・北川冬彦
- 現代詩に期待するもの・木下常太郎
- 新即物主義の展開・村野四郎
- 現代詩の主題・木原孝一
- 現代詩試論・大岡信
- 詩の言葉について・村野四郎
- 詩の音楽性について・村野四郎
- 比較詩論・木下常太郎