1998年1月、短歌新聞社から刊行された堀江玲子(1933)による今井邦子(1890~1948)の評伝。樹木葬書。
目次
序 中野菊夫
- 一 今井邦子文学館を訪ねて
- 二 子どもの日少女の日
- 三 「女子文壇」と邦子
- 四 『姿見日記」と「迷走」 波乱多き若き日の歌
- 五 『片々』 「創作」「詩歌」の頃
- 六 赤彦との出合いとアララギ入会
- 七 『光を慕ひつつ』 「アララギ」への移行期
- 八 『紫草』
- (一)『紫草』出版
- (二)苦悩の時代
- (三)赤彦の死 姉の死
- 九 「明日香」創刊まで
- 十 「明日香路』
- (一)時代と邦子
- (二)邦子の自然詠
- (三)邦子の人事詠
- 十一 『こぼれ梅』
- 十二 「明日香路以後――未刊」
- (「今井邦子拾遺歌集」)
- (一)太平洋戦争まで
- (二)戦争と疎開
- (三)晩年と最後
- 十三 邦子死後
- 十四 邦子の歌碑を訪ねて
今井邦子略年譜
本文引用以外の主な参考文献
あとがき