1958年5月、三芽書房から刊行された読売新聞社社会部によるルポ。装幀は朝倉摂。
目次
まえがき 読売新聞社会部長 金久保通雄
- 青い目の子を抱いて—夫は不治の病でハワイにいる細谷さん—
- 戦争花嫁—早く日本へ帰りたい中野さん—
- 母情一途—小児マヒの子をよみがえらせた五十嵐さん—
- 女手一つで—貰い子二人を育てあげた清水さん—
- 踏まれても踏まれても—東北の片田舎に生き耐えてきたムギンばあ—
- 女流文学賞への夢—才女予備軍を自負する俤子さん—
- 女剣豪—「弱虫のスミチャン」時代がなつかしい澄江さん—
- 一人三役—婦人警官・画学生・妻、24時間を使いわける昌子さん—
- 晩学・晩婚—一日に三つの学校へも通った石田さん—
- 選挙狂の夫をもって—夫と共に立候補もした福地さん—
- 四十娘—人を見分ける才能が災いした芳子先生—
- 罪なき罪—三つの偶然に囚われた杏子さん—
- 軍人の娘に生まれて—反抗しつづけたブコちゃん—
- 生きていてよかった—千羽鶴を手にヨーロッパへ飛んだ原爆乙女・村戸由子さん—
- 氷壁に結ばれる—南極へ夫を送った新妻・佐伯田鶴子さん—
- 貸本屋開業—兄の入院費も稼げるようになった伊藤さん—
- 狂騒曲のかげに—ロカビリー育ての親・渡辺ミサさん—
- ミス日本第一号—高等官待遇で太平洋を渡った月本さん—
- ネマキ物語—ナイティ・ブームを作る原絢子さん—
- 記録にならなかった記録
- 理由なき反抗
- 女教師の記録
- 戦争花嫁—もう一つの例
- 同居離婚
記者のメモ帖から