1999年6月、講談社から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀は司修。
目次
序章 犬のような顔の美しい眼
- 第一章 百年
- 第二章 再会
- 第三章 宙返り
- 第四章 R・S・トーマス講読
- 第五章 モースブルッガー委員会
- 第六章 案内人(ガイド)
- 第七章 聖痕
- 第八章 新しい案内人(ガイド)が選ばれる
- 第九章 そのなかにすべてが書かれていながら、 生きることはそれを書き続ける
ことである本
- 第十章 通夜躁病は果てしなく続く(一)
- 第十一章 通夜躁病は果てしなく続く(二)
- 第十二章 新しい信者のイニシエーション
- 第十三章 追悼集会のハレルヤ
- 第十四章 なぜ、いま師匠(パトロン)は帰って来たか?
- 第十五章 積年の疲労
- 第十六章 臨床家
- 第十七章 場所には力がある
- 第十八章 受容と拒否(一)
- 第十九章 受容と拒否(二)
- 第二十章 「静かな女たち」
- 第二十一章 童子の蛍
- 第二十二章 よな
- 第二十三章 「技師団」
- 第二十四章 聖痕はいかに受けとめられたか
- 第二十五章 テン窪を舞台とする芝居
- 第二十六章 未編集ヴィデオのような人間
- 第二十七章 「新しい人」の教会
- 第二十八章 奇蹟
- 第二十九章 教育
- 第三十章 案内人(ガイド)の思い出
- 第三十一章 夏の集会
- 第三十二章 師匠(パトロン)のために
終章 永遠の一年