2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

可否道 獅子文六

1963年8月、新潮社から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。装幀は芹沢銈介。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

アンドロメダの牧場 英美子詩集

1970年4月、昭森社から刊行された英美子(1892~1983)の第6詩集。装幀は藤泰隆。著者は静岡市西草深町生まれ、刊行時の住所は豊島区目白町。 目次 まえがき・冬の耳 雪のリズム 疾い川 魚拓 亀裂 耳 スーヴニール 砂金 ある春の日に 高台で 冬の耳 ・仮装の…

アンデルさんの記 獅子文六

1963年6月、角川書店から刊行された獅子文六(1893~1969)の長編小説。題字は金子鷗亭、装画は木下孝則。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

分身 塔和子詩集

1969年11月、私家版として刊行された塔和子(1929~2013)の第2詩集。題字は宇留野清華、装画は二葉由美子。 私にとって、この現実はすべて詩を産むための母体でした。苦しいときは苦しみを養分にして悲しいときは悲しみを養分にして詩をみどもり、まるで月…

若い日 網野菊

1942年3月、全國書房から刊行された網野菊(1900~1973)の第4作品集。装幀は和山爲三。女流作家叢書2。 「若い日」も「海邊」も今度初めて發表する作品である。「若い日」は私のこれ迄の作品中では一番長いものである。随分以前から書きかけてみて、中々書…

老残の旗 関克三詩集

1990年11月、本多企画から刊行された関克三(1912~?)の第1詩集。刊行時の住所は宮崎市大塚台。 目次 Ⅰ 老残の旗 椿とメジロと童子と 老妻よ 枯木道 「壺坂寺霊験記」と 老いの日常 Ⅱ 原罪 輪廻(原罪その二) 終わりのない空 少年無頼 果て 少年の日の慟…

休息船 岩田京子詩集

1988年8月、砂子屋書房から刊行された岩田京子(1937~)の第5詩集。著者は東京生まれ、刊行時の住所は中野区東中野。 この本には、一九七四年出版の詩集『愛時間そして哀しみ』以後の詩を収めた。既発表の詩には、若干、手を入れたものもある。 この空白の…

真昼の夕焼け 筧槇二

2008年4月、中澤信男によって刊行された筧槇二(1930~2008)の短編小説集。装幀は中澤信男。 みんな古い小説である。あちこちに書き散らしてあつたものだ。一冊にまとめておかうと思ひたったのは、自らの終焉も近いなといふ自覚もあつたし、われわれの世代…

青い繭 石井恭子詩集

1987年11月、潮流社から刊行された石井恭子の第2詩集。著者は仙台市表小路生まれ。 目次 1 ことば 紙風船Ⅰ 紙風船Ⅱ 小さい町 おと 椅子 さざんか 犬と少年 海 2 絵本 青 森 地図 草の道 さるすべり サーカス 3 夜 おしろい花 幻 森に光 秋 道 寒椿 合い間…

國の紋章 山田岩三郎詩集

1943年10月、櫻井書店から刊行された山田岩三郎(1907~?)の詩集。装幀は小穴隆一。 目次 序 高村光太郎・裸の河 眺望 山の町にて 木よ人間の言葉を聽いてくれ 風の本體 習性 熱田神宮にて 裸の河 至大なるもの 世界 波 手の皮肉 作品 風 梅花をたづねて …

赤面申告 小沢信男詩集

1975年4月、朔人社から刊行された小沢信男(1927~)の第1詩集。 年少のころ、私は詩人でありたいと思いつめていた。すると天の感ずるところにや、詩が毎日のように湧いてきて、私はそれをノートに書きとめればよいのだった。やがては一冊の詩集が編めるだろ…

エメラルドの柿 飯島和子詩集

1988年10月、葦書房から刊行された飯島和子の第2詩集。装幀は三井葉子。刊行時の著者の住所は大阪府八尾市。 目次 手 逢い引き 秋のはじめに月をみている エメラルドの柿 葉桜 六月 風の 冬の空 つたよさんの心臓 いさお あさうら 赤いカンナ ピアノ 百日紅 …

槐の花 石田京詩集

1991年5月、思潮社から刊行された石田京(1937~)の第4詩集。装画・題字は三好豊一郎。著者は相模原生まれ、刊行時の住所は相模原市橋本。 目次 馬王堆の木乃伊 二体の木乃伊 白い肢体 沈黙の都 紅花 茄子と人肉焼き四川風 即身仏 爪と瓜 路 機内食 ミュン…

ガシガシガシ 高木護詩集

2005年1月、ダニエル社から刊行された高木護(1927~2019)の詩集。 目次 楽 無意味な地雷 ゆき ゆめ まだまだ 無信仰 しみじみと 眼鏡 唄 蛆虫 わたしは 帳尻 日のリズム 肉 歯なし 小半日 窓 降参! 山ん風 末路 もうし上げます バンザイ 敗戦の日が…… 歯 …

海の朝 永野昌三詩集

1970年7月、私家版として刊行された永野昌三(1940~)の第1詩集。装幀・装画は福本晴男。著者は埼玉県生まれ、刊行時の住所は埼玉県越谷市、職業は郁文館高校講師。 目次 自序 能面 闇への散歩 テーブル 水 春の夢 蛇 ある海辺の風景 墓 龍 海の朝 キス ネ…

少年伝令 福井桂子詩集

1982年10月、れんが書房新社から刊行された福井桂子(1935~2007)の第3詩集。ブックデザインは宮園洋。 目次 ・沖の方へ 1 スラヴ風ケルト風の歌 2 さわぎく 3 沖の方へ 4 番屋 ・黒雲 1 スゲ草の歌 2 自然児 3 黒雲 4 狂熱の書をしらず 5 少年伝令 6 雷神…

傷だらけの歌 藤澤桓夫

1930年7月、改造社から刊行された藤澤桓夫(1904~1989)の短編小説集。新鋭文学叢書第5編。 目次 ローザになれなかつた女 琉球の武器 墓地で體操をする男 渡り鳥 骨相學 車掌はどんな風に燒いたか 寫眞 赤ん坊の話 大學生Nの寢言 死產をする話 生活の旗 狐…

巣鴨 巣鴨短歌会編

1953年10月、第二書房から刊行された巣鴨プリズン被収容者のアンソロジー歌集。巣鴨短歌会代表は大槻隆。装幀は伊藤禱一。カバー木版画は巣鴨プリズン本館。 目次 序 鹿兒島壽藏序 阿部静枝 一戰犯死刑囚の歌 平尾健一 壁あつき部屋 大槻隆 火の薔薇 小林逸…

月の草 福井桂子詩集

1972年6月、思潮社から刊行された福井桂子(1935~2007)の第2詩集。装幀は広瀬郁、写真は宮崎皓一。 目次 一・さすらう 二・二つの家 三・吹雪の日には…… 四・屋根の男 五・アイスランドの子もり歌 六・かげろうの記 七・水夫の妻 八・美しい林 九・月の車 …

野の涯 秋山兼三詩集

1968年9月、紀元書房から刊行された秋山兼三(1941~)の第1詩集。著者は東京生まれ、刊行時の住所は杉並区西田町。第4回現代詩新人賞受賞作品。 詩とは何かと考えることが無意味ではないにしても、書かれた作品が詩であるかないかということは、ほんとうは…

瀬戸の曙 内田守人編

1939年10月、婦女界社から刊行された明石海人追悼アンソロジー。編者は内田守人。題簽は光田健輔。 目次 ・明石海人追悼篇 宿命の歌人明石海人の一生・虫明邦夫 病友明石海人の思ひ出・山口義郞 聖純なる友情・春野雪彥 宿命の夫を悼む・明石春子 ・病者手記…

低山あるき 伊勢田史郎詩集

2001年3月、詩画工房から刊行された伊勢田史郎(1929~2015)の詩集。カバーは中右瑛。 一九九一年に上梓した『熊野詩集』以降発表した作品から撰んで集録したが、巻頭の「夏も終わるころなので……」と、「烏原」「精霊の寺」は、それ以前の作である。また、…

婚とふろしき 池田はるみ歌集

2007年1月、角川書店から刊行された池田はるみ(1948~)の第4歌集。装幀は伊藤鑛治。著者は和歌山県生まれ、大阪育ち。 この歌集は四番目の歌集となる。前歌集『ガーゼ』から五年が経っ。 一九九九年四月からわたしは働くことになった。ほとんど外で働いた…

一本の花のような 宮田恭子詩集

1990年9月、編集工房ノアから刊行された宮田恭子(1935~)の第6詩集。 目次 Ⅰ 一本の花のような 綠 水の循環 雨あがり 祝歌 彼岸餅 ときは急速に 深海魚 菩提樹の木のしたで 断片 やわらかいなにかが 戦斗開始のピカソ Ⅱ 湿原の鶴 真間の手児奈 藤白 萌える…

いろはにほへとちりぬるを 木村迪夫詩集

2002年10月、書肆山田から刊行された木村迪夫の第13詩集。装幀は亜令。 目次 Ⅰ 夢 Ⅱ 帰郷 いのちの華 農婦のはて 八月の空 雪の朝 女 光り満ちる朝に 妄言記 初雪 生きる母 まぎれ野の家 うたのわかれ Ⅲ 一〇〇〇年の祈り NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…

移行 沖浦京子詩集

1966年1月、思潮社から刊行された沖浦京子の第1詩集。著者は1964年現代詩手帖賞を受賞。 一日示して云く、吾れ在宋の時禅院にして古人の語録を見し時、ある西川の僧道者にてありしが、我に問て云く、語録をみてなにの用ぞ。答て云く、古人の行李を知らん。僧…

南部鐵瓶工 中本たか子

1938年4月、新潮社から刊行された中本たか子(1903~1991)の長編小説。装幀は田口省吾。新選純文学叢書第8。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

雪崩の楽章 坂本明子詩集

1954年11月、日本未来派発行所から刊行された坂本明子の詩集。扉絵はさかもとよしひこ。装幀は船越保武。日本未来派シリーズⅥ。刊行時の著者の住所は岡山市西中山下。 目次 雪崩の楽章 いまは冬の極み NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

狼・私たち 石川逸子詩集

1960年3月、飯塚書店から刊行された石川逸子(1933~)の第2詩集。第11回H氏賞受賞作品。カバー写真は清水俊彦。現代詩集第7。著者は東京都生まれ。 目次 Ⅰ 狼・私たち すべてのできごとを耳から耳に かたわの市 風景 戯れにわれ部屋をのぞきしかど Ⅱ 汚れた…

麁草 竹村俊郎詩集

1943年3月、湯川弘文社から刊行された竹村俊郎(1896~1944)の第5詩集。 目次 ・麁草 宿命 流転 山に雲 み山 木枯 悲風 鬼 寂寞 羽州むら山里の歌 蜜柑 ひとり言 一本の栗 馬鈴薯の花 偶成 離居 悲歌 征くか丈夫 曇日 山ずみ 夏日 石仏 松籟 蹲踞 打水 展墓…