2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

緑の思想 田村隆一時集

1967年9月、思潮社から刊行された田村隆一(1923~1998)の第4詩集。装幀は大野健一。 目次 水 日没の瞬間 栗の木 秋津 雲見 岩地 飛ぶ 秋の山 空中を飛ぶ英子 いなくなった英子 未知くんへのメッセージ 未知くん病気 緑の思想 NDLで検索Amazonで検索日本の…

ふるさと 黒田三郎詩集

1973年11月、昭森社から刊行された黒田三郎(1919~1980)の詩集。 この詩集は、昭和四十六年春から、翌四十七年夏までに書いた詩のなかから、二十一篇を選んで構成した。昭和四十六年夏刊行の、「定本黒田三郎詩集」に収録した未刊の詩集「羊の歩み」につづ…

ロバータ さあ歩きましょう 佐々木たづ

1964年6月、朝日新聞社から刊行された佐々木たづ(1932~)のエッセイ集。刊行時の著者の住所は世田谷区成城町。 目次 第一部 ロバータ 話してきかせましょう 八月四日の悲しい出来事 耐えられぬ真白い太陽の光 視神経を圧迫する蓄膿の手術 "ゆがんだ世界"が…

海の蠍 明石海人と島比呂志 ハンセン病文学の系譜 山下多恵子

2003年10月、未知谷から刊行された山下多恵子の評論集。カバー写真はみやこうせい。2017年に増補版が刊行された。著者は岩手県雫石町生れ。刊行時の職業は長岡工業高等専門学校非常勤講師。 目次 はじめに ・海の蠍 明石海人への旅 Ⅰ「癩」であること 1宣告―…

黒い手 池田みち子

1950年7月、筑摩書房から刊行された池田みち子(1910~2008)の長編小説。装幀は中島保彦、挿絵は永井潔。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

アニミズムという希望 琉球大学の五日間 山尾三省 講演録 

2021年4月、野草社から刊行された山尾三省(1938~2001)の講演録。野草社から2000年9月に刊行されたものの新装版。装画、イラストはふりはらのじこ。装幀は納谷衣美。 目次 第一話 土というカミ アニミズムについて 歌の起源 神を求めて泣きなさい 土という…

ヴィクトリア朝の〈文芸〉と〈社会改良〉 向井秀忠 近藤存志

2011年10月、音羽書房鶴見書店から刊行されたヴィクトリア朝文学評論アンソロジー。編者は向井秀忠と近藤存志。 目次 まえがき 序 ヴィクトリア朝期イギリスの文学・芸術と近代的〈社会改良〉 近藤存志 1ディケンズをどう読むか「やさしさ」としての〈社会…

形象と沈黙 本多利通詩集

1965年8月、思潮社から刊行された本多利通(1932~1989)の詩集。 岩をそこに置くと、光があたって厳粛なかげりができる。岩はその沈黙のかげりによって宇宙に対立し、その存在を主張しているかに見える。ぼくは自分の詩のふかみに、たえずその岩のようなも…

妹人形 高屋優子詩集

2001年9月、花神社から刊行された高屋優子(1966~)の第3詩集。著者は東京生れ。 目次 うしろの正面 よこはま 五月 よこはま 九月 妹人形 その壱 妹人形 その弐 むずかしい詩 馬ものがたり くー 絵本 部屋高原 長崎の人形作り ゆめノオト――箇条書篇 一 ホテ…

決意の人 野沢啓詩集

1993年10月、思潮社から刊行された野沢啓(1949~)の第3詩集。装幀は戸田ツトム+岡孝治。著者は東京都目黒区生れ。 『大いなる帰還』『影の威嚇』につづく十年ぶりの第三詩集である。初出一覧を見てもらえばわかるように、前詩集刊行以前のものから数年間…

蛇の目傘 北野一子詩集

2002年12月、編集工房ノアから刊行された北野一子(1936~)の第2詩集。装画装幀は林哲夫。著者は東京深川生れ、刊行時の著者の住所は京都市西京区。 つゆの頃、浅草観音様裏手の草津亭さんで女学校の同期会があった。友人達は歩いてきたり、東京近辺の地下…

花まんだら 佐伯多美子詩集

2018年1月、砂子屋書房から刊行された佐伯多美子(1941~)の第6詩集。装画は安田ゆき。装本は倉本修。 目次 おっ越し山 いつつのおじいちゃん 秋空 ぶあいそねこちゃん 白いゆめ 聖が鬼―聖クルス餓き し・ん・ぱい おしゃべりがおしゃべりが となりのおじさ…

時間の外で 山室静詩集

1967年12月、彌生書房から刊行された山室静(1906~2000)の詩集。表紙銅版画は駒井哲郎。 私は少年の日から好んで詩を読み、また多少は自分でも作ってきたが、詩人をもって任じるだけの自信或いはダンディズムには終始ついに無縁だった。自分ひとりのささや…

精霊伝説 京陽出美詩集

1970年1月、かいえの会から刊行された京陽出美(1933~)の詩集。編集は支路遺耕治。表紙は今井祝雄、撮影は神門順一。 目次 少女 嫌味な所有 行方 マイ・カプリスⅡ マイ・カプリスⅠ 弱点 暗い朝 昏れない時間 挽歌 あなたは? 母に 合意 ながれ 呪縛 マイ・…

月ある庭 江口隼人

1946年4月、江戸書院から刊行された江口隼人の詩集。カットは東郷青児。刊行時の著者の住所は北多摩郡武蔵野町吉祥寺。 目次 月ある庭 山 旅 雲 五月 訪問 茶器にそへて むなしき晝 筆硯抄 歳末辭 聲 標本 雪國 鴉 石 秋 月ある庭 遠い旅から歸つて來て 出水…

谷内六郎画集 谷内六郎

1955年12月、文藝春秋新社から刊行された谷内六郎(1921~1981)の画集。「46 行つてしまつた子 1950」は第1回文藝春秋漫画大賞受賞作品。 目次 1 でんき飴 1950 2 お湯や 1955 3 とこや 1955 4 北風 1951 5 湯氣 1950 6 砂町のタンポポ 1953 7 變電所の池 1…

シルヴィア・プラス詩集 シルヴィア・プラス 吉原幸子・皆見昭訳

2023年8月、土曜社から刊行されたシルヴィア・プラス(1932~1962)の詩集。翻訳は吉原幸子(1932~2002)と皆見昭(1931~)。1995年の思潮社版を底本として再編集したもの。 目次 追跡 森の神(フォーン) 婚礼を飾る花輪 水晶球占い師 ハードカースル断崖…

憑き物 岩野泡鳴

1920年5月、新潮社から刊行された岩野泡鳴(1873~1920)の長編小説。泡鳴五部作叢書3。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

文学のなかの朝鮮人像 高崎隆治

1982年4月、青弓社から刊行された高崎隆治(1925~)の評論集。刊行時の著者の職業は法政大学文学部講師。 目次 Ⅰ 文学者にとって朝鮮とは 日本人文学者のとらえた朝鮮 高浜虚子の『朝鮮』を解剖する――総督は何を読みとったか 俗流「内鮮一体」小説の擬態――…

旭川中島遊廓 木野工

1975年5月、光風社書店から刊行された木野工(1920~2008)の短編小説集。装幀は小林秀美。 目次 旭川廓心中 娼婦リピラ 髪結い女郎 稚ない娼婦 流れ娼婦 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

台所から見た文壇 木山みさを

1982年8月、三茶書房から刊行された木山みさをの歌文集。装幀は山高登。著者は木山捷平の妻。 目次 木山捷平 序にかへて 木山捷平の詩と日記 井伏鱒二 ・台所から見た文壇 台所から見た文壇 昭和浪曼の人々 中央線沿線作家 井伏鱒二さん 太宰治の死 捷平の文…

彌生 小田島孤舟歌集

1943年3月、杉風會から刊行された小田島孤舟(1884~1955)の第11歌集。著者は岩手県和賀郡小山田村生れ。 目次 果肉 折にふれて 耳たぶ 黄金水にて 牡丹 ヒツトラユーゲントを迎ふ 三鎭陷落 文相に招かれて プロネタリウムを觀る 雲海 木の實酒 大魚群來 外…

詩人を天上から引きずり堕ろせ 河村悟詩集

2001年5月、スタジオポエニクスから刊行された河村悟の講演録。造本装幀は廣津京子、扉絵は河村悟。付録栞は廣津京子「詩と人のあいだ」。 目次 はじめに Ⅰ ポエニクスの思考 Ⅱ 深淵からの呼び声 Ⅲ 器官なき言語 Ⅳ 開かれた迷宮 Ⅴ 光の後に来るもの 終わりに…

嗚呼朝鮮 張赫宙

1952年5月、新潮社から刊行された張赫宙(1905~1997)の長編小説。装幀は宮本三郎。 目次 第一部 ゴルゴタへの道 第二部 避難民 第三部 絶望の彼方 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

南風北風 岡田三郎

1944年11月、発明公報協會から刊行された岡田三郎(1890~1954)の長編小説。 目次 飛燕 南の雲 商機 幼な友達 紅い花 白い花 心理の囘想 堰かれた水 たたかひ 北へ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

農民の幸福 伊藤永之介

1948年11月、國際出版から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の随筆集。装幀は芹沢銈介。 目次 いも 稻揚げ 農民の眞の姿を みそさざい 峠の茶屋 寒の雷 春遠し 唄うたひ 五明と私 田舍に住んで 私の鳥類物 女敎員 塩の話 鰊 いくさ神 父親 演藝會のこと 救…

月のある庭 平林彪吾

1940年3月、改造社から刊行された平林彪吾(1903~1939)の遺稿集。装幀は久保田久一、カットは青柳喜兵衛。 目次 月のある庭 「フロック」 輸血協會 焼酎村 市井の隅 鶏飼ひのコムミユニスト 光ある庭 年譜跋 武田麟太郎跋 火野葦平あとがき 上野壮夫 関連…

詩の魅力 詩への道 金丸桝一

1999年12月、鉱脈社から刊行された金丸桝一(1927~)の詩論集。第2回小野十三郎賞候補作品。刊行時の著者の住所は宮崎県宮崎郡佐土原町。 目次 1章 一九五四~一九六九 一九五四年――「DON」 編集後記 詩の周辺――新たに試みるということ 現代詩の可能性 現…

ぶらんこ 柳光昭詩集

1991年1月、私家版として刊行された柳光昭の詩集。刊行時の著者の住所は東久留米市下里。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索