1982年4月、青弓社から刊行された高崎隆治(1925~)の評論集。刊行時の著者の職業は法政大学文学部講師。
目次
Ⅰ
- 文学者にとって朝鮮とは
- 日本人文学者のとらえた朝鮮
- 高浜虚子の『朝鮮』を解剖する――総督は何を読みとったか
- 俗流「内鮮一体」小説の擬態――中本たか子「島の挿話」
- 奪われた大地――前田河広一郎「火田」
- 『朝鮮歌集』の貧困
- 八月十五日の演劇人――村山知義小説集『明姫』
- 徴兵制の布石・映画「望楼の決死隊」
- 日本人文学者の見た朝鮮――作品年表
Ⅱ
- 金史良「乞食の墓」
- 金史良「乞食の墓」について
Ⅲ
- 金史良への視座
- 李光洙「嘉実」 ノート
あとがき