2024-01-01から1年間の記事一覧

微笑の町 森内俊雄

1980年11月、集英社から刊行された森内俊雄(1936~2023)の短編小説集。装画は城景都、装幀は菊地信義。 目次 雨祭 朝の柩 谷端川 浮人形 水墨山水 道 庭 遁れの町 止堂利 花解け 灰色の鳥 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

震災詩集 沙と葩 中村千才詩集

2011年8月、詩画工房から刊行された中村千才の詩集。著者は山梨県一宮町生まれ。 目次 プロローグ 貼紙の向こう 浮き沈み 季節は浜に降りてきた おかあさんの声 芽ぶく 今 防潮堤だけが かるいかばん ほんでも 負けられん 影の町 陽光の 郡山 山のげんき草 …

倒れかかるものたちの投影 粒来哲蔵詩集

1990年1月、思潮社から刊行された粒来哲蔵の第10詩集。装画は西本真一、装幀は芦澤泰偉。刊行時の著者の住所は三宅島。 最近私は、私の編む小誌「鱏(えい)」三号のあと書きに、次のような短章を書いた。――棫(タラ)の木の先にゴマダラカミキリが止まって…

海鳴り 須山静夫

1981年11月、近代文芸社から刊行された須山静夫(1925~2011)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ぼくは梅雨期のなかにいた 諸井良一郎詩集

1968年10月、国文社から刊行された諸井良一郎(1939~)の第1詩集。著者は神戸市生まれ、刊行時の住所は神戸市垂水区。 目次 Ⅰ あこがれに語る 午前0時の嘔吐 河豚 砦 いつかみたゆーれい 海をアジテータァならしめよ ぼくの夏は突然死んだ 風のシンデレラが…

うたのゆくへ 齋藤史歌集

1953年7月、長谷川書房から刊行された齋藤史(1909~2002)の第5歌集。著者は東京市四谷区生まれ。 わたくしの第五番目の歌集です。 昭和二十三年から二十七年までの五百五十二首を入れました。身邊の事から云へば、東京からの疎開ぐらし满三年半ののち、村…

北京の家 豊田三郎

1939年8月、第一書房から刊行された豊田三郎(1907~1959)の長編小説。画像は函欠本。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

にあんちゃん 十歳の少女の日記 安本末子

1958年11月、光文社から刊行された安本末子の日記。カバーは北川民次。カッパブックス。1978年、講談社文庫で復刊。 まえがき 目次 第一部 お父さんが死んで 1 兄さん、ねえさん 2 「なんでこんなにお金が……」 3 べんとう 4 大雨の日 5 滝本先生 6 びょうき …

音づれる聲 藤原安紀子詩集

2005年1月、書肆山田から刊行された藤原安紀子の第1詩集。付録栞は藤井貞和「詩的ライセンスとたたかう言葉」。装幀は亜令。 目次 羽葉らの木翳 シマへあける舟 白有による森 は音の円話 葉擦れにある家 つらなる光耳 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検…

ふたりの昭和史 山下肇 加太こうじ

1964年10月、文藝春秋新社から刊行された山下肇(1920~2008)と加太こうじ(1918~1998)によるエッセイ集。カバー写真は藤森秀郎。ポケット文春。 目次 ・ふたりの会話 一 江戸から東京へ (山下) 江戸と加太の成立ち 伊勢八の繁昌 没落への道 二 明治の投…

中嶋康博詩集

2013年5月、潮流社から刊行された中嶋康博(1961~)の詩集。著者は名古屋市生まれ、岐阜市育ち。刊行時の住所は岐阜市。 目次 Ⅰ 夏帽子(一九八八年刊)より 序の歌 金星 火の山のにはで 情事 街道 春のをはりに Märchen 野菜 川原 晴夜 決闘 終着駅 海の家 …

めぐりあい 運命序曲 奥村博史

1956年9月、現代社から刊行された奥村博史(1891~1964)の自伝小説。題字は平塚らいてう、著者自装。現代新書。 奥村君がこの小説の原稿を持って来て見てくれと言われたのはもう何年前か、二、三年前の気がするが、もっとずっと前かも知れない。時のたつの…

アルチーヌ 糸井茂莉詩集

2005年4月、思潮社から刊行された糸井茂莉の詩集。 目次 ・私のために整えられた寝台には次のものが 暗い夢の空地 夜/窓 珠の軌跡 ・アルチーヌの先をゆく昏睡状態は、漂う瓦礫の 名づけられぬもの 恍惚と愉悦と ・獣たちや相次ぐ暴風雨にもかかわらず、アル…

虚子の近代 仁平勝

1989年3月、弘栄堂書店から刊行された仁平勝(1949~)の評論集。著者は武蔵野市吉祥寺生まれ。 目次 Ⅰ 1 平凡な文学 2 虚子の<時間> 3 花鳥諷詠 4 レトリックのこと 5 「いひ現はしやう」 6 <句日記>の方法 (一) 7 <句日記>の方法 (二) 8 字余り論 (一) 9 …

勇気のある鳥 福田和夫詩集

1979年11月、創樹社から刊行された福田和夫(1947~)の第2詩集。装幀は司修。著者は大阪生まれ、刊行時の住所は大阪市此花区。 目次 上質の言葉 みづいれ 関係 沈黙の体 中空祭祭司の話 街路工事人の話 エエマとアアマ ドリイム 空の下では 四季 希求 護岸…

海 梶原しげよ詩集

1985年8月、思潮社から刊行された梶原しげよ(1920~2015)の詩集。著者は気仙沼市唐桑町生まれ。 目次 道 暗い喫茶店のカナリア 椅子 遊星のように わかれ ポスト 海 波 月夜のうお くらげ 砂 貝がら 断崖のユリ ある電話 落ちた壺 わすれられて 苦悩 俎上…

犬の劇場 香川紘子詩集

2000年5月、あざみ書房から刊行された香川紘子(1935~)の詩集。 目次 ・第一幕 神話 勝利 護衛 雪の朝 例会 武器よさらば 椰子の実 川中島 月に吠える 詩人の末裔 夏のエール 置き手紙 ・第二幕 東風(こち)吹かば 甘露 浜辺の歌 バンザイ 落葉の譜 朝刊 …

ニュルの「ホー」学、ときおりスピン。 藤原安紀子詩集

2023年5月、阿吽塾から刊行された藤原安紀子(1974~)の詩集。現代詩書下ろし一詩篇による詩集懐紙シリーズ第八集。著者は宇治市生まれ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

樋口一葉 増田みず子

1998年7月、新典社から刊行された増田みず子(1948~)による樋口一葉の評伝。表紙は市川節子。口絵は台東区立一葉記念館。女性作家評伝シリーズ1。 目次 はじめに 樋口家系図 序 樋口なつと私 第一章 家族の歴史 一 樋口なつが生まれる前の、樋口なつの父母…

鳥のいる風景 藤村壮詩集

1971年11月、海の会から刊行された藤村壮(1929~)の第4詩集。刊行時の著者の住所は神戸市灘区上野通。 目次 砂のように 銅鑼展にて 寸劇のいろは唄 扉 カ行音 鳥のいる風景 夏の果て NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

マーマレード=Marmalade 磯貝裕美詩集

2011年12月、かまくら春秋社から刊行された磯貝裕美(1963~)の詩集。著者は愛知県生まれ。 目次 Ⅰ 愛してごらん 春Ⅰ 春Ⅱ ちょうちょ かたい蕾(つぼみ) 猫 雨ふり ひまわりの色 社員食堂の花 手ほどき 遠足 風にのって 無縁仏 廃屋の秋 鳩とおじさん コス…

在るがままの場所 宮城賢詩集

1974年7月、国文社から刊行された宮城賢(1929~2008)の詩集。装幀装画は安達三男。著者は熊本県八代郡氷川町生まれ。 これらの作品は、私の書いたものとしては異例に早くヘソの緒を切って落されることになった。時期的には、一九七二年一月から七三年六月…

滑走路 中本たか子

1965年6月、新日本出版社から刊行された中本たか子(1903~1991)の長編小説。アカハタ文学双書。 目次 延びる滑走路 基地のま向かい 戦争責任 時勢にのる人 特殊技術者 花輪とバリケード 背負うもの 歴史から学ぶ 脱退者 最初の衝突 人生の容器 新しいいの…

夫婦は鰯 荒賀憲雄詩集

1996年5月、洛西書院から刊行された荒賀憲雄(1932~)の随筆集。装幀装画は天野隆一。 一日、昔の『鳥』の仲間の出版記念会に、集う機会を得ました。 その折、持ち出された八〇年代の古い『鳥』の合本を眺めているうち、自分が参加していた頃の作品も、まと…

君に聞こえないラブソングを僕はいつまでも歌っている 喜多昭夫歌集

2014年7月、私家版として刊行された喜多昭夫(1963~)の歌集。表紙写真は岡部春彦。著者は金沢生まれ、刊行時の住所は石川県野々市。 目次 幻視炉 教室 相談室 月面 品川 瑞穂 広場 屋上 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

私の女性詩人ノートⅢ たかとう匡子

2023年7月、思潮社から刊行されたたかとう匡子(1939~)の評論集。装幀は井原靖章、切り絵は井原由美子。著者は神戸市生まれの神戸市在住。 思えば最初のこの「私の女性詩人ノート」に収録した十四人の詩人ノートを書き終えたとき、今まで経験したことのな…

アイガイオン なんば・みちこ詩集

1983年6月、火片発行所から刊行されたなんば・みちこ(1934~)の詩集。装幀は宮園洋。火片叢書26。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は総社市。 目次 アイガイオン 道の向こう ベオグラード トレビの泉 カプアーノ オルビエトの娘 有村さん ノン! 独楽 カ…

恋よりふるい 阿部恭久詩集

1994年8月、思潮社から刊行された阿部恭久(1949~)の第6詩集。 目次 夜の晴天 ワンピース チープ プラネット パンとサーカス ターザンの年金 ヒトのくぼみ 茶の間 ヒトごと 二十世紀の思い出 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

海流 小島秀一詩集

1938年9月、詩洋社から刊行された小島秀一(1908~?)の詩集。 目次 序文 前田鐵之助氏 自序 ・潮岬斷章 夜すがら 岩ひわよ てんぐさの 鮑とる 濱邊の岩に 漁人あり 明るい燈台から うつくしい波に 南方の空よ 白い素足で 往く春 更夜 村の秋 秋晝幽情 ・海…

ゑのころ 辻桃子句集

1997年11月、邑書林から刊行された辻桃子(1945~)の第7句集。童子叢書。著者は横浜生まれ、刊行時の住所は立川市。 この句集『ゑのころ』は、『桃』『花』『現代俳句の精鋭Ⅱ・ひるがほ』『童子』『現代俳句文庫Ⅱ・辻桃子句集・しほからとんぼ』『ねむ』に…