多感な地上 小柳玲子詩集

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 1969年11月、秋谷豊(1922~2008)の現代詩工房から刊行された小柳玲子(1935~)の第2詩集。装幀は難波田龍起(1905~1997)。

一九六七年から三年間の作品をまとめた。この三年間は非常ににがかった。嫉妬と自己憐憫がいつも喉元を噛んでいて 私を卑屈にさせた。この限りなく私的な現実ともっと高次元であるべき詩とがどういう形で混り合っているか それを観察し克明に写していくのが三年間の仕事であった。(「ノオト」より) 

 

目次

  • 多感な地上
  • 小野木学に関する記録
  • ごく個人的なメモ・整理
  • 史朗叔父への推量
  • 陽咸二と私をつなぐためのメモ
  • 劣等生
  • サムエルよ 非常に小さい
  • 見えているもの
  • 竹取物語
  • ラヴェル

  • 六日前夜
  • まぼろしのように
  • 昨日 不毛と思い
  • ポケットいっぱい
  • きみはコーラを
  • スプーンに錆が
  • 非常にみにくい犬が
  • 次の夜がまた
  • シャーラザード
  • シャーラザード
  • シャーラザード

ノオト

 

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