1979年11月、小沢書店から刊行された安藤元雄(1934~)の評論集。挿画は高柳裕(1941~)。
目次
- 「詩人」と「作品」
- 現代の悲歌
- 静けさの魅力
- 戦後詩の位置づけ
- 様式と類型
- 二種類の時間
- 詩語の存在理由
- 発語における批評
- 「書く」と「読む」と
- 桃花の里へ
- 詩の翻訳をめぐって
- 詩を読む喜び
- 求心的前衛
- 「詩の初心」をめぐって
- やさしさの系譜
- 言葉の相対化
- 理念としての口語詩
- 詩における文体
- 散文詩の試み
- 言葉から語法へ
- 孤立する詩人たち
- 自作引用の諸相
- 名指すことと名指さないこと
- リズム論の前進
- 詩語と生命
- 怒りの道化
- 換骨奪胎の詩
- 詩空間の奥行き
- レトリックの切実さ
- 普遍的なものへの志向
- 詩語のひろがり
- 裏切られるもの
- 言葉の自由
おぼえがき
索引