1966年12月、岡田書店から刊行された瀬川司郎の第1詩集。装幀は岡田啓。
目次
Ⅰ 三人称の対話
- 喪失――あるいは形而上学
- センチメンタル・グッドバイ
- トップモード・ダンディズム
- ロマンティック・ラブソング
- 愛――あるいは近親憎悪
- 鎮魂・断章
- 夜明けの幻想
- 先祖返り
Ⅱ 非在のとき
- イメイジ殺害
- 独りで
- 影についての考察
- 地層の風景――博物館にて
- 非在の系譜
- 形象(弟へ)
- 夢の町
- 消失点
- 不遇な画家へのデッサン
- Ⅲ 眩暈の中に立っているので
- 或る日、偶然、過去の如く未来の如く
- たたかい、あるいは、最後の恋歌
- 無題
- 眩暈の中に立っているので
解説 零の所有へ 北川透
あとがき