1977年6月、青磁社から刊行された土井大助(1927~)の第3詩集。装幀は曽我照郎。著者は鶴岡市生まれ。
この詩集は、『十年たったら』(一九六五年、飯塚書店刊)、『個人的な声明』(一九七○年、同)につづく第三詩集で、一九七〇年以降七七年前半までの作品からまとめたものです。各篇とも若干の手を加えています。
わたしは、仕事に一区切りをつけるという気持ちで、これをまとめることにしました。
この詩集をわたしは、一昨年亡くなった故壷井繁治先生にささげます。
(「あとがき」より)
目次
Ⅰ
- 春について
- 登山口
- 五月の風は吹きわたる
- 秋に立つ
- 十二月のために
- おれたちのメーデー
- あしたまた
- 最初の賀状
- 青年よその胸を
- きみたち高校生
- 青春の歴史
- 青年
Ⅱ
あとがき