1988年10月、福井県文化振興事業団から刊行された南信雄（1939～）の評論集。装幀は橋本寛光。写真は水谷內健次。著者は越前海岸生まれ、刊行時の職業は仁愛女子短期大学助教授。
目次
＜序＞風土にかかわる文学 序にかえて
・嶺北編
- 中野重治の文学
- 中野重治の風土と文学
- 中野重治の自伝的小說
- 中野重治の詩的燃焼時代
- 高見順の文学
- 高見順と三国
- 高見順の散文
- 高見順の詩
- 三好達治の文学
- 三好達治の詩と三国
- 多田裕計の文学
- 多田裕計の時局小說
- 多田裕計の望郷小説
- 津村節子の文学
- 津村文学における女性空間
- 津村文学とふくいの風土
- 山崎朋子の女性史研究
- 加藤てい子・白崎秀雄・真杉静枝の小說
- 木村捨録・吉田正俊の短歌
- 内田忠の詩・岡部文夫の短歌
- 皆吉爽雨・森田愛子の俳句
- 有明夏夫の小説・俵万智の短歌
- 荒川洋治・正津勉の詩
- 中野鈴子の詩
- 大谷獄夫・白崎昭一郎・杉原丈夫の小説と「日本海作家」
- 杉本直の詩と「土星」
- 則武三雄の詩と北荘文庫
- 岡崎純・広部英一の詩と「木立ち」
- 〈嶺北関係補足ノート〉
・嶺南編
- 水上勉の文学
- 水上勉の風土と文学
- 在所へ向かう水上文学
- 水上勉の「若狭憂愁」
- 山川登美子の文学
- 山川登美子の生涯と短歌
- 桑原武夫の文学理論
- プラグマチスト桑原武夫
- 山本和夫・藤原定・白崎礼三の詩
- 稲垣達郎の文学研究
- 〈嶺南関係補足ノート>
ふくいの文学略年表
あとがき
